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S3

もしも僕が宇宙人だったなら

作者: 六藤椰子〃

 僕はある日考えた事がある。その考え事は、単純に、憧れが原因かもしれないし、そうでないかもしれない。実際、何故こんな事を考えるのか、僕自身にすら分かってないのだ。

でも、ついつい考えてしまう事があるんだ。その考え事は、これから書いていこうかなと思ってる。たぶん、みんなも考えたくないだけで、思った事はあるんじゃないかな。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、地球と言う惑星には興味ないだろう。

何故って?当たり前さ。銀河は大きいんだもの、仮に地球と言う惑星があったとしても、他にもっと良い星は見つかるハズだからさ。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、僕はこの地球と言う星を侵略したいほどでもないな。

何故って?当たり前さ。人類と言う宇宙人が、他の生物の場所を失くしてまでお互いに土地を奪い合ってるんだもの。僕は関わりたくないな。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、僕は地球人と友達にはなりたくないな。

何故って?当たり前さ。地球上の人類と言う宇宙人は、己の為ならなんだってする野蛮な種族だもの。僕は関わりたくはないな。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、地球に住みたいとは思わないな。

何故って?当たり前さ。確かに地球にしかないような海と空と大地はあるけども、排気物だらけなんだもの。使えるものを使えないように作って、それを溜めていくだけなんて勿体ないじゃない。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、僕は動物を盗みたいと思うな。

何故って?当たり前さ。地球人は言い訳をして、命を奪おうとするんだもの。僕だったら間違いなく保護しに盗みに行くね。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、お金に資材は抱けないと思うな。

何故って?当たり前さ。宇宙は広いんだ、お金とか資材集めたところで、我々の技術ではそんなもの簡単に作れるからさ。人間達も実は禁じてるだけで、簡単に作ってるんじゃないかな。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、インターネットに興味は抱けないと思うな。

何故って?当たり前さ。文字だけで交流しようとするなんてそもそも間違いで、実際に会って話すべき事は直接話した方が良いし、極端に面倒くさがっているだけじゃないのかな。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、地球人の資格を取りたいとは思えないな。

確かにあれば便利なものだけど、たかが証明にしか過ぎないんだ。地球人は自分達の記憶から抹消されるという事を酷く怖がる。記憶するものは脳だけじゃないと思うんだ。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、地球人の仕事をしたいとは思えないな。

何故って?当たり前さ。自分の好きな事を仕事とするならまだしも、限られた選択肢の中でしか仕事が出来ないんだもの。それだったら宇宙タクシーのドライバーをやっていた方がまだマシさ。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、四季を見てみたいと思うな。

何故って?当たり前さ。地球でしか見れない光景なんだもの。人知れず、そっと眺めていたいものだよ。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、もしも僕が宇宙人だとしたら、もしも僕が宇宙人だとしたら…。

一旦考え出すとキリがない。争い事が好きな地球人は、何故お互いに仲良くしようとしないのか、何故お互いに助け合わないのか、何故お互いに協力しないのか、僕には分からなくなってくるんだ。


 もしも僕が宇宙人だとしたら、一度だけ人類を支配して、言語を統一して、お金と言うシステムを排除して、この広い宇宙と世界を見てほしいと一瞬考えた。けれども、僕には無理だろう。そんな地球人だからだ。

結構前に構想を練っていた作品です。


宇宙人が~ではなく、宇宙人だからこそを考えてみました。


作者的には絵本に掲載されているようなイメージです。

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