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68.ロマンチックはいらないの

ひらいた本の一筋に

君との共通点を見つけるように


降り積もる雪の白さに

この恋の尊さを確信する


耳慣れないメロディーに

心躍る未来を期待する


薄く塗られた水彩画に

君の清い心を連想する


何もかもが僕のためにあるのだと

この世の摂理を勘違いする



――全部、勘違いだったのかな




めくるページのどこを見ても

君が存在しないように


咲かない花に水をやりつつ

君を想って涙する


空に見える星を数えて

交わした言葉を思い出す


厚く塗られた油絵に

君の素肌を空想する


何もかもが幻なのだと

やり直せないのだと痛感する




あなたはロマンチックなのね、と君は笑った


でも私は現実的な人の方が好きなの、と君はうつむいた


ツイッターの#深夜の二時間作詩に参加した作品を長くしたものです。

テーマは「ロマンチック」でした。


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