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63/96

63.Regret

誰も教えてくれなかった

一度でもあなたの手を離してしまうと

二度と触れられなくなるということを


どれほど後悔しても

辛くても

苦しくても

望んでも

二度と触れられなくなるということを


あの頃のわたしは幼かった

愚かだった

運命というものを信じていた


たとえ一度手放しても

あなたと結ばれることができると

盲目的に信じていた

そういうものだと思っていた




  あなた以外の男の手に

  たまらなく触れてしまいたくなったあの日

  我慢しきれず飛び出してしまったあの日――


  わたしはもっとも大切なものを失った




誰も教えてくれなかった

一度でもあなたの手を離してしまうと

二度と触れられなくなるということを


どれほど後悔しても

辛くても

苦しくても

望んでも

二度と触れられなくなるということを

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