超ショートショート「変な生き物」No67
コーヒーを飲んでいると、頭の中で物事が生まれる。
コーヒーミルクを飲んでいると、頭の中でとある生き物が生まれる。
コーヒーミルク、シュガースティク三本入りを飲んでいると、頭の中で変な生き物が生まれる。
変な生き物。それはだいたいパーカーを被っている。なぜなら私がパーカーを愛しているから。
そして大体一頭身だ。なぜなら私が一頭身にぞっこんだからだ。
さらに顔は笑顔になりかけの顔だ。にやけているわけでも、微笑している訳でもない。これから大笑いする前の顔だ。何故そんな顔かと言うと、私がその顔に惚れているからだ。
変な生き物は、頭なんだか体なんだか分からない形で、パーカーをズルズル引きずりながら、大笑いする前の顔で、迫ってきた。
私は喫茶店でガバッと起きる。悪夢を見ていたようだ。
今日の夜はコーヒーを飲んで眠らないようにしよう。あの可愛らしいような、怖いような、変な生き物が頭から離れないのだ。
お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。
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なんだか初期のオチのない頃に戻ってしまった感じのある小説でした。