プロローグ
此処は世界。
魔法溢れる、ただの世界。
人々は国を作り、大地を分け、命を紡ぎながら生きていた。
言葉は世界で共通されており、しかし文化は多様だった。
そんな中で、世界の人々は一人の女神を愛し、信仰していた。
彼女の名はアリスティア。
日の光を全て吸い取ってしまったかの様な白金色の髪と、深海の様な藍色の瞳の、美しの女神だ。
彼女は命の創造者で、生きとし生けるもの全ての母。
彼女は世界中の生き物から愛されていた。
さて、ある村に一人の女の子が産まれた。
彼女の瞳は丸く大きく、とても可愛らしい顔立ちをしている。
深海の様な美しい藍色の瞳は、見るものを見惚れさせた。
時が経ち、幼い彼女が少女になった頃、皆は気付いた。
彼女の髪が、美しい日の色、白金色に輝いていることに。
今までは金髪だと決めつけていたが、長くしなやかに靡く髪は、どう見ても白金色だった。
そう、あの女神と同じ色である。
彼女の両親は必死で彼女を隠したが、とうとう王族と教会に連れていかれてしまった。
彼女は其処で、すくすくと成長し、そして、彼女が十の頃、
彼女は教会から姿を消した。
王宮と教会の人々は必死に彼女を探したがとうとう見付からず、気付けばそれから六年経っていた。
彼女の名はルチア。
そう、私である。
作者なのに結末が見えてません(๑>•̀๑)
もう登場人物達に任せることにします。
よろしくお願いします!