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一章-2-

更新です。この後のネタが出るか心配です。時間が前に進みません・・・・・。

”顔の端っこについてるこれは何なの?”


幼いときの僕は母にこう尋ねたことがあった。


”それはね、昔、にんげんが"音"を聞くのに使っていたのよ。”

”"音"って何なの?”

”私のお父さんも、お母さんも素晴らしいものって言ってたわよ”

”じゃぁ、何で今はないの?”

”神サマがにんげんに罰を与えたんだって”

”・・・・・・・。”



・・・まさか僕が"音"を探すなんて思ってもいなかった。



あの時計台の下で出会った彼女と話すうちに、彼女は西の方からやってきたこと、歳は僕より1つ下であること、父親と2人で暮らしているが、父親は御国の仕事で帰ってくることが滅多にないことがわかった。


”で、"音"を探すって言っても、具体的に何をするんだよ。”


”・・・何にも決めてない。”


彼女が視線をそらす。僕は思わずうつむいた。少し長い沈黙。つま先にやってきた小さな黒い戦士を足で弄びながら思う。


所詮僕たちは子供で、何もできない。相手にするもののスケールが違いすぎる。


”・・・とりあえず図書館ね。”


彼女はそう切り出した。


”国立図書館に行けば"音"があった時代のことが詳しく分かると思うの。そこに何か手掛かりがあるかもしれない!”

自信ありげな声で彼女はそう言った。


正直、手掛かりがあれば他の誰かがとうの昔に見つけていると思うのだが…。


けれども、その思いはそっと胸の奥にしまっておいた。


”じゃあ明日、7時にあの時計台の下で。”


そう言って立ち上がり、去っていく彼女はどこか無邪気な子供のようだった。


何も変わらない日常。自分一人の静かな世界。そんな世界が彼女という小さな歯車で、ここまで大きく変わるとは思ってもいなかった。


もう日も沈みきって暗くなった帰り道、いつもと同じだが、どこか違う。


月が照らすその先に向かって僕は歩みを進めた。

まったく時間が前に進んでないですね・・・・・・・。

終わるんですかね…。時間進ますコツって何なんですかね…。


短いのに読んでくれてありがとうございました


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