なんでもない日
「フロイドさん今日もお疲れ様。」
「いいや、ロンドさんこそ」
「今日も生きられて我々はラッキーですな」
「ダンジョンとはいえ、薬草摂りで何をいいます、この程度で死ねなど百年速い、私は今だって冒険者の最高位、六大勇者も諦めてませんよ。」
「その言い方が諦めてますよ、見れば分かります。もう我々は若者で はない、無理が許されない歳なんですよ」
「まっ、まぁ、とりあえず、換金に行きますか」
「ええ。」
二人は冒険者ギルドに戻った
「セドリックくん、今日も換金きたよ」
「また、あなたですか」
「可愛い女の子じゃなくてごめんね」
「そういう台詞は強い人が言うから様になるんです。あなたみたいな弱い人が言ったら、強がってるみたいで同情して返しにくいです」
「あ、お、おぅ」
「なんで刺さってるんすか、言葉のプロレスヘビーメタル級やりましょう」
「プロレスにヘビーメタル級ないだろ、そんな暗い会場嫌だわ」
「そうそう、その調子です。今回は言い過ぎました。国のために命張ってる人に向ける言葉じゃありませんでした。」
「セドリック、ったく、おまえって奴は、まったく、じゃあな、またお世話になるぜ。報酬はいくらだ」
「ゼロです」
「うん、ごめん。最近が耳遠いんだ。紙に額書いてくれ」
セドリックが紙を取り出してぺんを走らせる。
そして、フロイトが実況する。
「えーと、紙に着地したペンは迷わず円を描く。そして、えー、そして、終わり、終わりか」
「なんでー、ゼロはないでしょ。ゼロは。結構頑張ったよ。国のために命削ったよー。あと、セドリック、お前字きれいだな。ゼロだけで分かったわ。」
「だってフロイトさん、この袋、みて。
空、一緒にせーの、空っぽ!
びっくりしたわ。開けた時、何起きてんのかなぁーって。で普通に話始めて、もっとびっくりしたわ。なんですか新手の詐欺ですか。」
「いーやぁ、それを言ったらこっちも門前払いされるかなぁーって行ったらなんか話してくれて。あれ、もしかしてダンジョンって行っただけで報酬あんの。くじのティッシュ的って思ってたら。期待ぶっ壊しやがって。あとな言葉のプロレスもおかしいからな、言葉のボクシングだろ。まだ、会話に足技あるか。ありましぇーん。」
「いや、それは…」
「なんだ、それはって」
「プロレス面白いでしょうが」
「今プロレスにハマってて三分に一回、プロレスっていわないといけない体になっちゃったんですよ」
「なんだそれ、絶対ハマる方向性ミスってるだろ。まさにプロハラじゃねぇか。」
「いや、プロハラはハラスメントプロフェッショナルでしょ。」
「それはハラプロだろ」
「もーなにイチャついてるんですか二人とも、
ほら、セドリック列ができてるでしょ。」
「はい、すみません」
「しょうがないな。二人ともこの紙っぺら何にみえる?」
二人は同時に叫んだ
「もしかして、それって…」
「ええそうよ、タイガー アイロンのプロレスチケット。二人分たまたま余っちゃってたから」
「ありがとうございます。セラの姉貴」
そして、二人はセラさんにバラ雑巾のように扱われ、なんとか一日を耐え切った
「なぁフロイドさん、冒険者なら死ねことについて考えたことある?」
「どうした、いきなりさん付けなんて」
「いや、俺のお父さん今、田舎にいるんだけど病気のなっちゃって、だからちょっと前に田舎帰ったんだけどその時に、墓の中に京浜東北線入れたいって。」
「うん、えー、京浜東北線って京浜東北線。京浜に東北で京浜東北線?」
「だから、京浜東北線だって。」
「おめぇーなにしてんだよ、早く田舎に帰れよ。こんなとこある場合じゃねぇって。それ、相当末期だぞ。」
「おい、おれのオトンに向けて末期とか言うなよ。京浜東北線入るかもしれねぇだろ。」
「入らねえよ、だってお墓が京浜東北線に余裕で入るんだから」
「てことはもしかしてフロイドさんの墓もいいんですか」
「いいわけあるか。俺が、水臭えな俺の墓使えよなんて言うとでも思ってるのか。」
「うん、だってフロイド優しいじゃん」
「えっきゅん、じゃねえよ。さすがにむりだろ。」
「じゃあ、フロイド家が誰か死ねたびに墓に少しずつ京浜東北線入れてけばいいじゃん」
「いやーそれも無理だろ」
「えーなんでよ」
「多分、フロイド家が京浜東北線を天国に持って切る前に京浜東北線は延伸すると思う。」
「あーそうか、じゃあこの街中の墓に京浜東北線入れるのは?そしたら時短でしょ」
「なんだ時短って死に際の効率厨が一番、悪魔だろ」
「まじか、フロイドさ、ツーブロじゃん。だからサイドの刈り上げたところに吊り革行けるかなって思ったんだけど。」
「いけねぇよ、てかお前いつもそんなこと考えてんのか常時悪魔じゃねえか」
「まあまあ」
「なんだよいきなり」
「横見てみ」
「わープロレスアリーナだ。しゃあねえ、今はプロレスに集中しなぁとな」
「帰りはどうする?」
「そりゃ中央線だろ」




