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創生の姫と最強の守護者  作者: 早瀬 翔太
序章
6/63

[新しい名前]

「ここは……?」


 温かい光を感知し、意識が浮上する。


「意識が戻った様じゃな」


 見慣れない部屋の中で爺さんが俺に向かって手をかざしている。

 何かの魔法か?


「ここは? 爺さんの家か?」

「そうじゃ。帰る途中、急にお前の反応が無くなったので焦ったぞ。

 原因は魔力切れじゃな。今は応急処置として儂の魔力を補充しておいた。

 誰かと契約し、安定して魔力供給を受けられるようになるまでは安心とは言えぬが、しばらくは問題無いじゃろ」


 爺さんの言葉にやっと状況を理解する。

 どうやら爺さんと家に向かう途中、コアに残っていた魔力が切れて活動停止状態になっていたらしい。


「そうだったのか。ありがとうな、爺さん」


 俺が感謝の言葉を口にすると爺さんは驚いた様に目を丸くしていた。

 何だ? 機械人形がありがとうなんて言うのもおかしいのか?

 訝しげに思っていると、歯切れの悪そうに爺さんが返事をした。


「あ、いや。何でもない、気にするな」

「変な爺さんだな。まぁ良いや、お陰で助かったしな。それで、あの子はどこに?」


 少女を探して部屋を見回すが姿が見えない。

 あんな恥ずかしい事があったばかりだし、出て来づらいのかもしれない。


「あの子なら、ほれあそこじゃ」


 爺さんはそう言って部屋の入り口を指差した。

 少女は入り口の前で隠れる様にして此方の様子を伺っていた。

 恥ずかしいのは分かるが何をやっているのやら。


「何をしとる。お前が拾って来たのじゃろう。自分で面倒くらいみんか!」

「だって……」


 爺さんは少女に此方に来るように手招きするが少女は物陰から出てこない。


(仕方ないな)


「お前のお陰で遺跡から出られたんだ。

 そんなところにいたら礼が言えないだろ?」


 俺の言葉にようやく出て来る決心がついた様だ。

 照れ臭そうに歩いて来る。


「何じゃ、お漏らししたのを気にしておるのか?」

「ちょ、爺さん!」

「あっ、マズかったかのぅ……」


 俺がせっかく触れない様にしてやっていたのに、爺さんはストレートに言い放った。

 あっ。じゃねぇよ! 何してくれてるんだ!

 少女は顔を真っ赤にしてまた隠れてしまった。


「あー、もう忘れたから大丈夫だ。それより名前を教えてくれよ。まだお互い自己紹介してないだろ?」


 出会ってからが急展開過ぎてお互い自己紹介もしないままだったのを思い出したのだ。


 しばらく協力するつもりだし、こういうのはちゃんとしておかないとな。忘れてたけど。


「なんじゃお前達、まだ自己紹介もしておらんのか。呆れた奴らじゃ」

「いろいろバタバタしてたから自己紹介するの忘れてたんだよ。

 そうだ、爺さんの名前も教えてくれよ。俺の名前は、名は……あれ?」


 思い出せない。

 参った。あちこち故障している影響なのか、自分の名前が分からないなんて。


「なぁ、俺の名前なんていうんだ?」


 混乱した俺は思わず爺さんに問いかけた。


「お前の名は、っと。(いかんいかん)儂が知る訳なかろう。なんじゃ忘れてしまったのか?(危なかった。余りに自然に名を問われてうっかり話しそうになってしまったわい)」


 マルクスはつられてしまった自分をどうにか取り繕い話を続ける。


「ふむ、故障が原因かもしれぬな。何せ頭しか無いからのう。ワッハッハ!」

「笑い事じゃ無いっての。だけど、どうやらそうみたいだ。

 言語機能が無事で良かったと思うべきかな?」


 本当に言語と自我が無事で良かった。


「記録は欠損しているのに言語機能は無事とは不思議な話じゃが、名が無くては不便じゃな。

 取り敢えず儂から名乗っておこう。

 儂の名はマルクス。土いじりが趣味の隠居老人じゃよ」

「マルクス爺さんか。あんたの、孫?かな?あの子のおかげで助かったよ。しばらく厄介になると思うけど、よろしく頼むよ」


 土いじりが趣味って言うが、それだけでそんなガタイになるのか?

 いろいろ謎が多そうな爺さんだ。


「儂の事は爺さんで良いぞ。あの子は……いつまでそうしておる。さっさとこっちに来て自己紹介せぬか」


 少女は爺さんに言われてしぶしぶ姿を見せる。

 恥ずかしさで顔は真っ赤なままだったが、風呂に入り埃まみれだった服を着替えた彼女は別人の様だった。

 今は窮屈そうな作業服ではなく、ゆったりとした白いワンピースを着ており、白銀に輝く長い髪をピンク色のリボンで緩く束ねている。

 遺跡では気付かなかったが整った綺麗な顔をしている。いわゆる美少女というやつだ。


「自己紹介してくれよ。俺は名前忘れちゃったみたいだから今は名無しだ」

「えっと、私はロメリア。

 おじいちゃんも周りの人もロアって呼ぶよ。

 じゃなかった、呼びます」

「ロメリアか、良い名前だな。これからよろしくな!俺もロアって呼んで良いか?

 あと、そんなに堅苦しく喋らなくて良いぞ」

「ありがとう。こちらこそよろしくね」


 元々、畏まった喋り方は苦手だったのだろう。

 ロアは俺の言葉に安心したのか少し緊張が解けたようだ。

 柔らかな印象の笑顔がよく似合っている。


「お主の名前じゃが、さてどうするかの?

 ロアよ、お前が拾って来たんじゃ、決めてやりなさい」

「何だよ爺さん、ペットに名前を付けるみたいな言い方しないでくれよ。

 でも、ロアに決めてもらうってのは悪くないな。ロア、カッコいい名前を付けてくれよな」



 もしかしたら修理さえすれば昔の名前を思い出すかもしれないが、せっかく新たな一歩を踏み出すのだ。新しい名前でやっていくのも悪くないと思った。

 ここはひとつ、是非ともカッコイイ名前を付けて欲しいものだ。


「実は機械人形さんを初めて見てからずっと頭の片隅にあった名前があるの。なんて言うか直感?みたいなものだから気に入ってもらえるか分からないけど」

「ほう、何だ?勿体振らずに教えてくれよ」


 ロアは呼吸を整えると真っ直ぐ俺を見る。


「貴方の新しい名前はアレス。アレスが良いと思う!」


ロアの告げた名前が俺の中に染み渡っていく。


「おお!アレス!なかなか良い名前じゃないか!アレスか、よし!今から俺の名前はアレスだ」


 マルクスは驚愕していた。決して二人に悟られない様に平静を装うが、驚きの余りに言葉が出ない。


 アレス。

 二人が知るはずのない名をロアは直感で思いついたと言う。

 運命の悪戯なのか、それとも全ては予定調和なのか分からない。

 竜王が言った[歯車は動き出した]という言葉がマルクスの脳裏をよぎる。

 いずれにせよ今は見守るしかない。この先二人が選択する事がどの様な事態を巻き起こすのか。


「どうした爺さん?」


 アレスの言葉に我に返るマルクス。


「あ、ああ。良い名じゃ。アレス、ロア。儂はちと用事があるのでな。ここらで席を外させてもらうぞ」


 マルクスはそれだけ言うと何やら忙しなく何処かへ出かけて行った。


 さて、名前も決まったしそろそろ新しい身体の話をするとしようか。

 楽しみだなぁ。早く自由に動きたいよ。


「ところでロア、早速なんだが新しい身体に俺を移してくれないか?

 修理が可能なら良いんだが、とりあえずこのままじゃ不便だし」


 俺の当初の目的である新しい身体の入手。

 既にロアに協力する事に決めているし、身動きが取れないのはいろいろ不便だ。


 ロアはまだ学生みたいだし、自作の機械人形の性能は正直あまり期待していない。

 さっさと修理してしまいたいが、一般の家に機械人形を修理する為の設備があるとは思えない。

 かつての身体の様にはならないだろうが、その辺りはロアに協力している間に改良していけば良いだろう。

 贅沢を言っている場合では無いのだ。

 先ずは動ける様にならないと。


「あ、えっと、見ても笑わないでね?」

「ん? 笑ったりなんかしないぞ? お前が一生懸命作ったんだろ?」

「そうなんだけど」



 ロアは少し戸惑った様子だったが、俺を抱えて機械人形のおいてある倉庫へ向かった。


 遺跡でも思ったが、どうにもロアは自信が無さ過ぎる。

 俺が協力している間に少しでも自身をつけてもらえたら良いな。そんな事を考えている間に倉庫に到着し中へと入る。


 倉庫の中は意外にもきちんと片付いていた。

 あちこちに機械人形の部品や設計図が散らばって足の踏み場も無い悲惨な状態を想像していたが、意外というか作業場を綺麗にしておくというのは良い事だ。

 ロアはどうやら機械人形技師としての基本をしっかり守っている様だ。


 俺は整頓された棚の上に一枚の写真を見つけた。

 若い男女が赤ん坊を抱いて優しく微笑んでいる。

 ロアの両親だろうか?でも、あまり似ていない様な?

 ロアは写真立てをそっと伏せると何も言わずに倉庫の奥へと向かって歩く。

 恐らく俺が写真を見ているのに気付いたのだろう。

 ロアは何も言わなかった。

 俺は触れられたく無いのかもしれないと思い、何も聞かないでおいた。

 いつか話してくれるだろうか?


 倉庫に設置された作業台の明かりを付けると布を被せられた機械人形らしき物が見えた。

 布の端から無骨な手足が見えている。

 布の形から察するに二足歩行型、それも人型である様に思われた。


「おいおいおいおい、もしかして人型か?スゲェな!なあ早く見せてくれよ!」


 俺はまさかの人型の機械人形に興奮を抑え切れずロアを促す。


 この歳で機械人形の自作をしているだけでも大したものだと思っていたのに、まさかの人型!願っても無いことだ!

 あまり期待はしていなかったが、これは俺の中のロアの評価を見直さなければならないだろう。

 ロアは興奮する俺をテーブルに置くと、機械人形にかけられた布を取っていく。

 そこに現れたのは正しく二足歩行の人型機械人形ーーーの筈だった。


「ど、どうかな?私的にはかなり自身あるんだけど。魔法の行使に最適な形状を優先して余計な回路を省いているから魔力のロスも少ないし伝達もスムーズだよ。

 特殊な脚を採用して重量をカバー出来る様に安定性と機動性も両立してあるし、おまけに私が開発した魔力消費の少ないオリジナルの魔装を搭載してるから市販の機械人形にも負けてないはずなの!

 その、まだ動かした事無いけど」


 俺は固まっていた。

 魔法の行使?機動性?

 そうかそうか、そりゃスゲェ。スゲェけどな…


「かーーー」

「か? かっこいい? そっかぁ、やっぱりアレスもそう思うよね! うんうん。

 徹夜したりしながらコツコツ作ってたんだよ!おじいちゃんはあまり気に入って無いみたいだけど……

 ほら、ココ!魔法の演算を機械で補う仕組みでね、契約者の魔力が小さくても出力を最大限に発揮出来る様に魔力を圧縮して威力を増しちゃう優れ物!

 これの開発には苦労したなぁ。

 私、魔力量が普通の人より小さくて市販のパーツや魔装が上手く扱えないから、魔力量が少なくても不利にならないパーツを自作してみたの!

 あ、コレまだ誰にも教えて無いから秘密ね。

 おじいちゃんには笑われたけど、模擬試合でクラスのみんなが見たらビックリすると思うの!」


 俺がカッコイイと言うとでも思ったのか上機嫌で機械人形の説明を始めるロア。

 遺跡の時もそうだったが、一度火がつくと止まらない性格らしい。

 だが、俺から出た言葉は、


「かぁ〜!ダッセェ見た目だな!

 ロア、お前センスねぇだろ?」


 確かに俺はあらかじめ覚悟していたし納得していたさ。

 性能なんて端っから期待していなかったし、それはロアがまだ学生である事からして仕方ない事だと。

 しかし、布を取って現れた機械人形。

 それはお世辞にもひどい見た目なのだ。

 美的センスがあるとは到底言えない。

 何しろ、つぎはぎだらげの外装に長さの違う腕。ドラム缶をそのまま代用したかの様な寸胴ボディ。脚は比較的にまともだが、通常の人間の脚では無い。所謂、逆間接型だ。

 そして極め付けが頭部だ。ブリキのオモチャの頭をそのままくっ付けた様な有様だ。怪しげなアンテナまで飛び出している。


 ロアの絶望的なまでの美的センスは盲点だった。

 何やら性能には自身がある様だが、爺さんが気に入らなかったのも無理はない。

 笑う笑わないの話では無い、ロマンの欠片も無い程にダサい。


「ええ!? そ、そんなぁ、カッコイイのに……

 自信あったのに……」


 ロアは膝から崩れ落ちると四つん這いの格好になりうな垂れた。


 あまりにもダサかったので思わずハッキリ言ってしまったが、模擬戦とやらでクラスメイトにお披露目して笑い者にされるよりマシだろう。

 俺なりの優しさという事にしておく。

 ていうか、コレをカッコイイと思ってたのかよ。


「いちいち落ち込むな。デザインセンスは絶望的だが発想は悪く無いぞ」

「絶望的……」


 ロアは涙を浮かべたジト目で俺を見てまたうな垂れた。


「だからいちいち落ち込むなって!いいか?性能は動かしてみないと分からないが、問題は他にもあるぞ。

 さっき模擬戦がどうとか言ってたが、戦うって事だろ?だけど、これじゃあ上手く起動出来ても役に立たない。何でか分かるか?」



 この際、見た目のダサさは置いておくとしても、これでは使い物にならない。

 先ずはその事をロアに説明しなければならないだろう。

 機能に関する話だけなら正直発想は悪く無いのだ。

 自作で開発したという魔装にも興味がある。

 だが、問題は機体バランスだ。


「この機体には致命的な欠陥があるんだよ。それを教えてやるから、コイツを動かして外へ出よう」

「でも、まだ動かした事が無くて」

「問題ない。俺とコイツをケーブルでも紐でも良いから、落ちない様に繋いで固定してくれ。

 起動させる時に少しロアの魔力を流し込んでくれれば後は俺が制御するから」


 ロアは言われた通りに俺をケーブルで繋ぐ。

 俺のコアを移していなくとも遠隔操作くらい出来るのだ。

 俺を機械人形に括り付けてとりあえず準備は終わりだ。


「繋いだよ。それじゃあ魔力を流すね」

「おう、少しで良いぞ。後は任せろ」

「でも、このコアには全然魔力が入っていないから少ない魔力じゃ動かないと思うんだけど。

 それに機体に搭載されているコアへの干渉は……」

「良いから良いから。俺に任せろって」


 ロアは半信半疑といった様子で魔力を流し込み始める。


 機体に埋め込まれたコアが低い唸りを上げて目を覚ます。

 俺はロアの作った機械人形のコアを掌握する為に意識を集中する。


 何も戦闘する訳じゃ無い。動かすだけなら少ない魔力で十分だ。


 通常、コアは契約者との魔力的なパスを経由して起動するが、俺に言わせれば無駄が多い。

 消費した魔力をそのまま垂れ流すのでは無く機体に埋め込まれた回路を利用して循環させてやるのだ。

 消費がゼロという訳では無いが、これでかなりの量の魔力を節約できる。



「コアへの接続開始、コントロールをアレスへ、完了。魔力回路を掌握。各駆動接続確認、接続完了。魔装制御へ接続、完了。魔力循環を開始。

 よし、じゃあ動かすから離れてろ」



 アレスによって完全制御された機体がゆっくりと動き出す。

 関節は滑らかに動き、脚は大地を踏みしめる様に一歩ずつ歩き出した。


「うそ、契約者のいるコアに干渉して制御を掌握するなんて……」


 俺は自分の身体の様にロアの組み上げた機体を操る。

 思った通り癖は強いが、関節、魔力伝達回路の一つ一つから丁寧に組み上げられたのが分かる。

 魔力の伝達もスムーズだし、関節の動きも滑らかだ。

 よく一人でここまで作ったものだ。


 庭まで出ると俺は、ロアにこの機体の致命的な欠点について説明を始めた。

 どこから取り出したのか、ロアはいつの間にかノートを片手に聞く姿勢をとっていた。


「まず、この機体はバランスが悪い。いろいろな機能を搭載する為なんだろうけど、上半身に重量が傾より過ぎだ」

「その為に脚をクッション性の高い逆間接型にして姿勢制御と機動性を改善して安定性をーーー」

「まあ、そうだろうな。

 だが、この脚の最大の特徴である機動性って何だと思う?それはな、前方と縦方向への運動性なんだよ。

 この脚はロアの言う通りクッション性に優れ、バネの役割も果たすが、横への動きには弱い。

 しかも上半身がこんなに太くて重たいんじゃ、取り回しも悪い。

 それと、お前の魔力が少ないって欠点を補う為の魔装だが、腕の長さの違いもお前なりの狙いがあるんだろうけど、ちょっと見てろ」


 俺は庭にある巨木を目標にして走りながら腕に搭載された魔装で狙いを定める。

 激しく上下する機体を制御し軽く砲撃を放つ。

 結果は全弾外れ。

 放たれた砲撃は巨木をかすめることも無く、明後日の方向へ飛んで行った。


「分かったか? 脚の機動性がいくら良かろうが、全体の重量が重過ぎて狙いが定まらない。

 これじゃあ、いくら低燃費の機構を持っていても、目標に当てるまでに大量の魔力を消費してしまう。

 おまけに本番では相手は動いてる。

 動かない木を的にしてこれじゃあ話にならない」


 ロアはアレスの操る機体を食い入る様に見つめていた。

 契約者以外の者がコアを外部から掌握し、完璧に制御するなどあり得ないし、聞いた事も無い。

 ましてや、一度も動かした事のない機体を自在に操り欠点まで指摘されてロアはメモを取るのも忘れてただ呆然としていた。


「しかし、この魔装は良く出来てるな!爺さんが補充してくれた魔力だけで充分に使える。大したもんだ」

「あ、うん」

「どうした? まだ落ち込んるのか? ロアは学生なんだ、ここまで組み上げてあるだけでも大したもんだと思うぞ?」

「ありがとう、じゃなくて!!! どうして動かせるの⁈ 契約者以外で! しかも外部からだなんてあり得ないよ!」



 外部からの干渉がそんなに珍しいのか?

 俺にとって特別なことではないんだけどなぁ。

 そこで俺はある事に気付く。


「なぁ、もしかしてコアには経験値を蓄積する性質があるのを知らないのか?」


 コア性質を理解する事は機体の構成から武装に至るまで影響を与える。

 さて、これは説明が必要かな?



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