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32話目 おや?タマゴの様子が...

 今日は疲れた…。

 一日中歩き回っていたからな。

 子供は無邪気に走り回って疲れを知らないはずなのに。

 中身が違うとだめなのか…。


「今日も温めるの?」

「もちろん!」


 ここんとこ毎日温めているな。

 俺も楽しみだから温めてみたいけど。

 それよりも今は眠い。

 早く寝ないと寝坊しちゃう。


「じゃあ寝るぞー」

「ジル!ちょっときて!」

「なになにー?」


 もう目が半分閉じてる。

 よく見えない…。


「なにしてるのー?こっち!」

「んー?」


 逆のほう行っていた。

 これでくだらないことで呼んでいたら嫌だなぁ。


「それでどうしたの?」

「これ!これ見て!ひびが入ってる!!」

「おお!!」


 卵にひびが入っいる!

 これってもしかして…!


「生まれるかもしれない!」

「ほんと!!??」


 さっきまで眠かったのに眠気が吹っ飛んだ。

 これは一大事だぞ!


「どどどうすればいいの!!??」

「落ち着いて!とりあえずバタバタしない!ほかの人に迷惑だし」

「わかった!」


 卵から離れてあとは待つだけ。

 手伝いたい気持ちはある。

 けど自分で割ってもらわないとケガをさせちゃいそうで怖い。


「ジル!卵!ジル!!ジル!!!」

「わかった!わかったから大人しく!!」


 俺も動揺しているのにシロのほうがやばい!

 もう何から何までやばい!


「キュ?」

「「生まれたー!!!」」


 とうとう生まれた!

 シロが生まれた時を思い出すなあ。

 あの時もこれぐらいうれしかった。


 青色のドラゴンだ。

 シロとは違い、鉱石みたいで違う綺麗さがある。


「やったねー!」

「キャウッ!」


 目を離すといつの間にか抱きかかえていた。

 人間のドラゴンと赤ちゃんドラゴン。

 同じドラゴンなのに見た目は全然違う。

 もしかしてそのうち契約をすれば人間の姿になれるのかな?

 いや、リーシュちゃんがこっちにいるから無理なのかな。


「ジル!名前!名前つけて!!」

「俺が?シロじゃなくていいの?」

「うん!シロの時みたいに!」


 あの時はぱっと見で決めたからな。

 今回も色で一つ思い浮かんだのはあるけど。


「ペイル、ってのは?」

「じゃあそれ!きみはペイル!」

「キャウー!」


 たしか青色っぽい色でそんな名前があった気がする。

 あいまいな記憶だから頼りにはならないけど…。


「でもどうしようか?このままで大丈夫かな…」

「どういうことー?」

「勝手に外に出て見つかったら危ないだろう?」


 クロの件もあってほかの人も狙ってるかもしれない。

 ドラゴンと言っても赤ちゃんだし。

 まだ危ない。


「じゃあシロがずっとここでみてる!」

「それは無理だろ…学校あるし」

「あっ!マルもいるんだった!!」


 いろいろ忙しいやつだな。

 そうだなあ、どうしようか。


「キャウ!キャウ!」

「どうした?」

「キュー…キャッ!」

「「おぉ!!」」


 さっきよりもちっちゃめの卵になった。

 これってもしかして。


「変化の魔法を使えるのかも」

「すごーい!生まれてすぐなのに!」


 これならもしかするともしかするぞ。

 たしかこの辺にあったはず。


「これこれ!これだ!」

「なにそれー?」

「俺がたまに描いている絵をまとめているやつ」

「ジルって絵上手いもんねー」


 前の世界を思い出したりこっちで気になったのをまとめた時があった。

 イラストだけではなく写生もしていたから描けなくはなかった。

 今はもうすっかりやらなくなっちゃったけど。

 親にはびっくりされたな。


「これ!ペイル、これに変化できないか?」

「キャウ!キュー…キャッ!」

「モコモコ?かわいー!」

「ギャッ!」


 あ、強く抱きしめるなよ。

 力が強いんだから本当に危ないぞ。


 見せたのは犬の絵。

 ポメラニアンだっけかな。

 昔の友達の家に行ったときのことを思い出して描いた。

 あの時は犬にまだ慣れていなかったから怖かったなぁ。


「ペイル、その格好の時はワンって言ってほしいんだけど」

「キャウッ!」

「…まあいっか。こっちにこんなに可愛い犬はいなかったし」


 犬というか狼。

 犬なのかなぁと思って近づいたら狼だったことがあった。

 よく知っている犬は未だに見ていないけどどこかにいないのかな。


「それなら大丈夫だろう」

「うん!こんなにかわいいならみんな怖がらない!」

「そうそう。こんなに可愛がるとは思わなかったけど」


 一応ドラゴンなんですが。

 そっちの姿は嫌いじゃないけど。

 元の姿の方も見たい。


「その姿はこの部屋から出るときね」

「じゃあ今は戻っていいんだね!」

「キャウッ!」


 戻るときは簡単に戻れるのか。

 せっかく手元に絵を描く道具がある。

 シロの時もやったんだし描いておくか。


「何してるのー?」

「絵を描いているんだ。シロの時も、ほら」

「おー!これシロなのー?」

「そうだよ。まだペイルと同じぐらいの時」


 今では俺を超すドラゴンになったけど。

 たった数年でよく育ったなぁ。


「シロも描いて―!」

「いいよ!じゃあそこに一緒に座って」

「うん!」


 それから最終的に何枚か描いていた。

 ペイルだけの絵。

 シロとペイルが一緒に写ってる絵。

 おまけで俺とペイルが写っているシロの絵。

 これは見たまんま小さな子が描いた絵だった。

 上手い下手より思い出として大切に取って置いた。

 シロが大きくなったら見せてあげよう。


 それより何か忘れていなかったっけ?

 けっこう大切な…。


「まずい!寝ないと!」

「そうだった!おやすみー!ペイルー、おいでー!」


 もう深夜を超えて朝に近づいている。

 目覚まし時計なんてないから気合いで起きないと。

 あの徹夜を思い出すんだ…。

 何をしても起きなければならなかったあの時を…。


*


「おはようございます…」

「おはよー!!」


 何とか起きれた。

 と言ってもあまり深く眠れなかった。

 起きなければと思っていたらずっと浅かった。


「おはよーシロ!その子は…!」

「おはよークロ!この子はペイル!えーっと新しい仲間!」

「かわいー!!」

「キャウッ!」


 さっそく人気だな。

 そいつ、クロが欲しがってた子だけど。

 まあいっか。

 もう狙ってないし。


「おはようござ…ワンちゃん!?かわいー!!」

「「ワンちゃん?」」

「あー、気にしないで!」


 続いてリーシュちゃん登場。

 やっぱり犬のことは知っていた。


「キャウッ!」

「きゃ、きゃう?変わった鳴き声ね」

「ウー?」


 しまった!

 犬のことを知っていたら鳴き声も知っているんだった!


「まぁ違う世界だからこういうものかしら?ねー?」

「キャウー!」


 目のまえに可愛いのがいてまともに考えていないや。

また日が空くときもありますがこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m

理由はただ単に案がでなかったり、まとまらなかったりするからです

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