表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/253



 魔力で攻撃され、一瞬で大きな被害を出して、父上は、降伏した。



 勝利に酔った敵兵たちの略奪と暴力が収まったので、俺は隠蔽の魔法を解く。


 わずか数時間の事だったのに、もう、俺は魔力切れでへろへろ。

 なんて弱っちくなっちまったんだ、俺って・・・。


 城を見回ってた敵の将らしい人物が、片隅にかたまっている子供の集団に気付いて、あれっ、ていう顔して、部下に何か言った。


 しばらくしたら兵士が俺たちを連れ出しに来て、中庭に集められた城の人たちと一緒にした。


 子供たちが家族の元に走っていき、抱き寄せられる。

 探し回っても、家族を見つけられない子が何人か、知り合いらしい女たちに囲まれる。


 母上の侍女のティサが姫さんを見つけ、抱き上げて中に入っていく。

 俺もよろよろついて行こうとしたら、戸口のところで見張ってる敵兵に捕まえられ・・・ようとしたんで、するっと逃げて中に飛び込んでやった。

 はっ、トマスよりとろい奴め!


 そのトマスは、姿が見えないなぁ。

 俺は人だかりのしている広間に忍び込み、大テーブルの下に潜り込んだ。


 広間の、父上のいつもの席には、傲慢そうな敵の将が座っていて、父上と、母上と、フランツ、あと数人の父上の部下が、中央に立ったまま。

 

 降伏の儀式とか宣誓はもう終わったらしく、武具も武器も付けていない父上は、敵に囲まれても誇り高く頭を上げている。

 母上が喜びの声を上げて姫さんを抱きとった。


 ・・・父上たちは、帝国の捕虜になったんだ。



 帝国に護送されて、身代金が払われるか、捕虜交換に使われるかするまで、引き止めておかれるんだって。



 父上とフランツと部下たちは先に連れ出され、母上は情け深くも[ケっ!]身支度をさせてやると言われ、侍女のティサと姫さんのエマを連れて部屋に戻され、荷物をまとめた。

 母上が自分で大事そうにまとめたのは、赤ちゃんの肌着だ。


 おれもそーっと忍び込んで、姫さんのそばに座った。

「ねこしゃん・・・」

 姫さんがぎゅうと抱きついてくる。


 母上が気付いて、声をかけた。

「マリアン、ねこさんは・・・」

 姫さんは涙目でぷるぷると頭を振る。

 

 母上は決心したようにうなずいて、言った。

「エマ、ねこさんにブラシをかけておやり」


 そうして俺は、ぴかぴかに磨かれ、首にリボンを[あ、ピンクはやなんだけど・・・]結ばれて、とっておきの『世界一気立てのいいおとなしい犬ですー』って顔をして、姫さんにぴったりくっついて階段を下りて行ったんだ。


 

この後に、まちがえて数時間だけ他の作品を乗せてしまいました、

変に思った方々にお詫び申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ