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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子


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「こんどこそ、子供の知恵熱でしょうかね」


 侍医は原因不明と診断したんだ。

(あいつ、ヤブだから)


「高熱で失明したという話は聞くが、眼の色が変わったなど聞いたことがない」

「でも、ますます綺麗な子になりましたわ」

 母上は嬉しそうだ。

「体の調子も良いらしい。このまま様子を見るとするか」

 ローランディアの人々は魔力に疎いから、なにが起ったか気が付かない。



 調子が良いどころじゃない。

 あの塊が解けたら魔力がうまく流れるようになって、ノアは頭の中の霧が晴れたと、すごく喜んだんだ。

 あたりがはっきりと見えるって。

 やっぱり、誰かが、ノアの魔力を拘束していたらしい。


 眼がよく見えるようになって、マリアンは思ったとおりかわいい子だって、母上の庭はあざやかな花でいっぱいだって、ノアは嬉しそうに笑う。

 俺もきれいな犬だって、さんざん頭を撫でてくれるから、こっちもうれしくなって、はっはっと舌を出して、にへらーと笑っちゃったよ。


 けっこうこんがらがった複雑な結び目だったからな。

 それを見事に解いた、俺って、天才。

 力任せに壊しただけだろうって?

 えーとぉ・・・あはは。


 塊に滞ってた多量の魔力は、俺が美味しく喰っちまったし、ノアは適量の魔力になって体調が良くなったし、良いこと尽くめさ。



 でも、気をつけろよ、ノア。

 この国じゃ、魔力持ちは不審な眼で見られるらしいぞ。

 動物でも、人間でも。

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