表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子
33/225

14

14


「ねこしゃんもおいで」


 呼ばれてあわてて姫さんを追いかけた。


 流れる民は魔法を使うのか。あの女の魔力。

 魔術を使い慣れてる奴だ。




 翌日。


 みんなでまた水遊び場に行ったけど、フランツと男の子たちが水の中で派手に騎馬戦を始めちまった。


 騒がしいので、姫さんはノアをお供に少し離れて、退屈そうに浅場でちゃぷちゃぷやってるだけ。

 そこへすーっと小さな笹船が流れてきた。


「おふね!」

 姫さんは取り上げて、うれしそう。

 

 もう一つ。

 今度はノアがつかまえた。


「あっちから流れてきたね」

 

 

 振り返ると、女官のベスが暑い日差しに立ちくらんだのか、ふらっとして、護衛の女騎士があわてて手をさし出して、土手の上へ登っていくところ。


 頭を戻すと、あれ?姫さん?


 姫さんとノアが、手を繋いですたすた上流へ歩いて行っちまう。

 

『おい、待てよっ!』

 お付きを置いて行っちゃだめじゃないか!


 わんわん吠えたけれど、みんな騎馬戦の騒ぎに気を取られて気が付かない。

 

 戻って知らせてたら姫さんを見失っちまう。


 俺は急いで二人の後を追った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ