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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子


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 ノアが本気で熱出して寝込んだ。


 俺たちが楽しく遊んでたら、フランツが取り巻きたちとやってきて言ったんだ。

「もっと楽しくしてやる」って。

「黒の魔法使い退治だ!」

 あいつら、棒を持ってノアを脅して追いかけたんだ。


 俺と姫さんがノアの味方したけど、姫さんは小さいし、棒を持った男の子に近づくのはちょっとやばい。

 俺と姫さんがぎゃんぎゃん鳴いたけど、ノアは何度も突き飛ばされて転んで、あげくに奥庭の池に突き落とされた。

 母上がフランツたちをさんざん叱った。

 その夜熱が出てきたんだ。


「虚弱なお子ですからな。激しい運動は禁物です」

 ノアを診た侍医はそう言って、苦そうな水薬を置いて行った。



 こいつ、ヤブだぞ。


 なあ、ノア。

 あんたの身体が弱いのは、中の魔力がちゃんと流れないで滞ってるせいなんだよ。




 魔素は世界中に存在する。

 濃い薄いの差はあっても、空気みたいにそこら中にあるものだ。


 魔素は生き物の体内に入って、魔力となり、ゆっくりと体中をめぐり、また出て行って魔素に還る。

 魔法使いの良し悪しってのは、この魔力をどれだけうまく体内に溜められるかにかかっているんだ。

 それを、魔力の器が大きいとか、小さいとかいう言葉にする。


 だけど器の大きさと、上手く溜めるのとは別問題。

 流れる魔力の量が多すぎ、コントロールができないと、変なところで溜まったり、溢れたり、固まったりしてしまうんだ。



 魔力の制御法を、誰も教えてやらなかったんだろう。

 あんたの中の魔力の流れは、大きなしこりや行き止まりがいくつもあって、ちゃんと動いていないんだよ、ノア。


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