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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子


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間違いの訂正と説明の補足をしました



 父上が子供たちを集めて説明してくれたので、あの子の事が少しわかった。


 っていうか、今まで俺、この城の外の事、何にも知らなかったからなぁ。


 この国の名はローランディア。

 ここはその北部にある辺境伯の城。

 うん。父上のことだ。


 ローランディアは勢力を拡大しようとする北のガタカン帝国に狙われていて、いままで何度も小競り合いがあったらしい。

 ダーラムシアは両方の国に接している小さな国で、どちらに味方しても、もう一方から責められるという、気の毒な立場にあるんだって。

 領土を拡げようとする帝国。国土を守ろうとするローランディア。

 本格的に戦となれば、間に挟まれたダーラムシアは、どっちかに味方しなきゃならない。

 でも、まだどっちにつくか決められない。

 なので両方の国から人質を求められた時も、両方ともに応じるしかなくて。

 上の皇子がガタカン帝国へ、末の皇子ノアがこの国に送られたんだって。


「ダーラムシアは小さいが、山と、森と、湖の、綺麗な国だよ」

 若いころ行ったことがある、と父上は言う。

「覚えているかね?」という父上の問いに、ノアは寂しそうに首を振った。

 四歳の時にこの国に送られ、以来戻っていないのだ、と。


「ダーラムシアの向こうは、人跡未踏の密林地帯。

 魔獣の徘徊する、こわい土地だ。

 だから、ダーラムシアには、冒険者や魔法使い、魔物を狩る人々が集まってくる。

 国は小さくても、強い人たちが住んでいるんだよ」


『魔獣だって?』


 俺は両の耳をびくんと立てた。

 じゃ、そこに行けば、魔力の豊富な獲物がいるのか?


「ダーラムシアを舞台にした冒険物語がたくさんあるね」

 と、フランツ。

「魔物狩り、やってみたいな」


「私、魔法なんて見たことないわ」

 マーガレットが言う。

「この国に魔法使いは少ないからね。

 軍の魔法部隊も、ダーラムシア出身者が多いよ」


「ノア、まほーちゅかいなの?」

 マリアンが興味津々の顔でノアに聞く。

 ノアはやっぱり首を振る。

「僕は魔法は使えません」


 ふーん。

 結構魔力があるように見えるけどなあ。


 

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