表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/253

第二章 魔力が足りない 1


「人質?あんな小さな子が?」


「三年前の戦のあと、ダーラムシアから送られてきた王族だ。

 継承権も低いし、あまり役に立たぬとほっておかれたらしい。

 王のお子達はみな成人しておられるし、友人もなく王宮の片隅にポツンといるのが哀れでな。

 子供同士で暮らすのが良かろうと、預かって来たのだよ」

「マリアンより三つ上ですか?弱々しい寂しそうな子ですこと」

「よく熱を出すようだが、大きな病はしたことがないという。

 静かな優しい子だそうだ。そなたにめいわくをかけてすまんな」

「見ていられなかったのね。あなたらしいこと。

 子供の一人くらい、大丈夫ですよ。

 子供部屋でマリアンと一緒に勉強させればよろしいわ」



 ノアという子供が仲間になった。

 フランツより年下、マリアンより上。


 お茶の時間にみんなに引き合わされたけど。


「ダーラムシア人ですって?」

 ふん、と鼻をならすマーガレット。

「もやしっ子だな」

 眼をすがめるフランツ。

「・・・・・・」

 母上のスカートに隠れるマリアン。


 なんだか先が思いやられるな。

 仲良くしろって父上が言ったろ。


『まあ、たしかにやせたひょろひょろの子だけどね』


 

 俺はとことこ近づいて、ふんふんと匂いを嗅いでやった。

 うん。

 やっぱり。

 魔力を感じるよ。この子。


 俺が仲良くしてやるよって、しっぽをぱたぱた振ってみると、小さな手がおずおずと俺の頭をなでた。

『ほら、姫さんもこっちへ来いよ。

 こいつ、噛みついたりしないからさ』

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ