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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子
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 それでもって、合流した後のレスリーが怒ったことったら。


 もう、冒険者の風上にもおけない役立たずって。

 さんざんな言いように、姫さんが目を丸くしていたけど。

 ちょっと姫さん、あの悪口は覚えちゃだめだよ。

 

 カイトの奴、威圧されて、真っ青になってだらだら汗を流してた。

 護衛が馬車を離れた上、敵をこっちまで引っ張ってきちゃって。

 本人は戦わず、護衛対象が戦ってみんな倒しちまったんだから。

 まぁ、言い訳のしようもないわな。

 これに懲りて、冒険者になるのはあきらめるんだね。


 農場を襲っていた十人は、レスリーたちが全部倒して、あの三人は少し離れて見張りをしていたらしい。

 仲間がやられるのを見て、やばいので逃げ出す途中、のこのこ見に行ったカイトと出会ってしまったんだ。


 木立から馬車を出して、農場へたどり着くと、燃え上がる母屋を前に、数人が呆然と立ちすくんでいる。

 野盗はやっつけたけれど、火の回りが早くて、消火できなかったんだって。


 レスリーたちが来なかったら、外へ逃げて野盗の弓矢にやられるか、家と一緒に焼け死ぬかしかなかったんだ。


 

 

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