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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子
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「種麹かぁ。レイクの南に農場を持っとるおかみが仕込みが上手くてな。

 あれに見せれば何とかしてくれるかもしれんが・・・」


 ブツブツ言ってたベンさんははっと気が付いて。


「ああ、こちらは古い知り合いだ。

 王都に用があるそうなんで、最近道中が物騒だから同行をお願いしてる」


 大きな剣を装備した姿に、ちょっと引いてた村人たちは、ベンの古い知り合いとの言葉に警戒を解く。



「ねえねえ、あなたたちは冒険者?」


 双子の片割れのリンが無邪気に聞いた。


 大きな女性はちょっと目を見開くと、静かにうなずいた。


 

 初めて見る、本物の、冒険者たちだ。


 姫さんと子供たちの眼の色が変わった。


 

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