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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子
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 ・・・ごとごとごと・・・


 馬車が進む。


 ・・・ごとごとごと・・・


「・・・・・・」


「・・・ノア王子?」


「・・・・・・」


「ノア、目が覚めた?」


「・・・ダ・・・リル・・・」


「よかった。

 ちょっと薬が効きすぎて、やばい事になりかけたんだ。

 もう、大丈夫だから、ゆっくり休んで」


「・・・ここ・・・は・・・」


「ラダスターン学院長の指示で、安全な所に向かってる」


「・・・?・・・」


「学院に居たら、命が危ないって、ステットランの目の届かない処でかくまってもらえる事になった」


「・・・・・・」


「俺も、一緒に行くから」


 じゃ、もうあそこへ戻らなくていいのか・・・


 ほっとしたノアは、眠気に負けて、また夢の中に漂っていく。

 すごく懐かしい夢を見ていた。


 ・・・強く・・・ならなきゃ・・・


 周りに振り回されるのじゃなく、自分の足でしっかり立って、行先を決められるようにならなきゃ・・・


 大きくなって、強くなって・・・


 ・・・大事な人を守れるように・・・



 ごとごとごと・・・


 馬車は学院を、首都を離れて、ダーラムシアの東へと向かっていく。




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