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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子
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「おーい、ラビッツ」

「なんだ、あわてて」


「大ニュース!

 ノア王子、死んだってよ」


「えー!」

「なんでだ!」


「魔力枯渇で、心臓麻痺だって」


「うわー」

「魔無し王子が、無茶したのかな」

「魔力枯渇かよ。ありゃ―苦しいもんなぁー」


「それで、ラダスターン学院長が、責任取って辞職するって!」


「えっ、院長が!」

「まさか」

「いや、魔無しの王子だって、かりにも王族が死んだんだ」


「後任は誰だ?

 あの人がやめたら、ステットラン派を抑える者がいなくなるぞ」

「北寮の天下になっちゃうじゃないか」


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