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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子
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 何だが人がいっぱいになって、さわがしくなった、と思っていたら。

 姫さんの父上がみんなを引き連れて出て行った。


 家族みんなで石の家のてっぺんに登って、見送る。


 父上たちは狩りに行くのか?

 俺たちは留守番?



 狩りじゃなくて、戦っていうんだって。

 人族同士の、なわばり争い。

 むずかしいことはわからない。

 俺は何にも知らなすぎる。


 だから。

 

 いろんな人間を観察して、情報を集めることにしたのだっ!


 中庭だけじゃなく。

 厩から厨房、女中部屋から兵士の溜まり。

 人が少なくなったのをいいことに、俺は城中の探検をしまくった。

 道案内は俺の鼻。

 面白い匂いを辿っていけば、きっとなんかにぶち当たる。


 厨房の下男をつけていくと、ごみ捨て場がある。

 煙突掃除の小僧をつけていくと、煤溜まりがある。

 洗濯女をつけていくと、物干し場がある。


 って、その順番で回ったら、ものすごく怒られて追いかけ回されたんだけど、なんでー?

 

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