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最強の獣のまったりライフ   作者: 葉月秋子
116/225



 一年生の授業は午前は座学、昼食後は魔法の実践となっている。


 魔力測定で午前の時間がつぶれたので、ノアは昼食時に初めて南寮の全員と顔を合わせる事となった。


 学年ごとに分けられた大テーブルが並ぶ大きな食堂。

 一年生は、ノアを入れて男女合わせて二十八名。座席に順番はない。

 ノーランとダリルに挟まれて座ると、残る二十五名の眼が一斉にノアに向いた。


「聞いていると思うが、途中から編入したノアールだ」

「ノアだ」

 紹介するノーランの言葉に、ノアが重ねる。


「国王の末の王子」


「魔無しの王子だ」


「ひ弱そうだな」


 離れたテーブルから聞こえるささやき。


 二十五名が次々に名乗ったけれど、ノアにはとても覚えきれない。


「ローランディアでは魔法を使わないんですって?不便でしょ」

「帝国がローランディアに攻め込んだそうだな」

「戦いを見た?}


 矢継ぎ早に繰り出される、質問にも辟易する。


 

 ろくに答えられないうちに、スープが運ばれ、食欲旺盛な子供たちが一斉に黙って食べ始めたので、ノアはほっと一息ついたのだった。


 


 


 


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