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東方猫白花  作者: 夢心@東方小説書いてる人
第二章 幻と現のつながり
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40話 異変の眼差し

ガタンッ


紅白の巫女服を着た少女が雨戸に力をいれて動かそうとしている


「ん、よいしょっと。前に天人に壊され再建してから余り経ってないけど、人里の大工さん呼んで修理しなきゃね」


どうやら雨戸の立てつけが悪くなってきたようだ

何度直しても誰かさんがどんちゃん騒ぎするせいですぐ調子が悪くなる


「まだ雨戸は動くけど動かしずらいわ・・・」


するとどこからか少女の元気な声がした


「霊夢なら、勢い余って壊しかねないな」


声がした方向には、体に釣り合わなく大きな三角帽子をかぶった金髪の少女が箒を片手に立っている


「って魔理沙じゃない、私はあんたみたいにすぐ物を壊したりしないから大丈夫よ」


「失礼な、私は物を大切に扱ってるぜ」


「どの口が言ってるんだが」


「私の可愛らしい口からだよ」


「なら糊で閉じることを勧めるわ」


「嫌だぜ~」


魔理沙は「のど乾いた」と言うと、ずかずかと神社の中に入って行き、霊夢は「はぁ・・・」とため息をつくとめんどくさそうにお茶を用意しだした。

ヤカンに水を入れ、お湯を沸かそうとするとヤカンに入った水が波紋を描いて揺れだした。霊夢が「・・・ん?」と首を傾げた瞬間、大きな衝撃が二人を襲った


「っ!?霊夢やばい!地震だ!」


「ええ、かなり大きいわ!」


二人はとっさに近くの柱にしがみついた。


戸棚や家具はガタガタと激しく揺れ、外からは地響きが聞こえる


魔理沙が顔を真っ青にして叫んだ


「霊夢!中は危険だ、外に出るぞ!」


「その方がいいわねっ」


二人が勢いよく外に飛び出てすぐ地震は収まった


「やっと、収まった・・・なんだこの地震は」


「また天人の仕業かしら・・・」


「いや、違うみたいだぜ・・・人里の方を見てみろ」


鳥居の下から人里の方を見ると人々が外に出てなんだなんだと騒いでいた


「ここだけじゃなく幻想郷全体が揺れたってことね・・・」


「とりあえず里に行ってみようぜ、もしかしたら異変かもしれないからな」


「そうね被害を確認しなきゃ」


二人は空を飛び急いで里へ向かった

ふと下を見ると、妖精達が焦った顔をしながら飛び回っている

普段ポケッとしてるのにここまで騒いでるのはいままでにあっただろうか


「どうやら妖精の様子もおかしいみたいだなー!」


「そうみたいね・・・」


「あいつら何があってもポケッとしてるのにな!」


「なんだか嫌な予感がするわ」


「霊夢がそのセリフを言うとは嫌な予感だぜ」


「どうゆう意味よそれ」


「そのまんまだ」


「さぁ、里が見えてきたわよ」


「どれどれ・・・」


幸い里の外見に変わった様子は見られない、家屋は無事のようだ。だが人々が外へ出て不安そうな顔をしている


里へ下りると奇妙な帽子をかぶり、青色の服を着た少女が駆け寄ってきた

彼女は上白沢慧音、寺子屋の教師だ


「ちょうどいい時に来てくれた霊夢」


「かなり大きい地震だったわね」


「おいおい私はお呼びでないかい」


慧音は魔理沙に「盗人は呼んでないぞ」と言うと霊夢と話を続けた


「確かにかなり大きい地震だったが、幸い今のところ人的被害は聞いてない。だが三回連続とは珍しいな」


「三回連続?どうゆうこと?」


「ん?三回連続大きい地震があったと思うが・・・」


「神社では一回だけだったわよ?」


「変だな・・・」


「場所によって変わるのかもしれないわね」


「だがそれでは普通の地震ではないぞ」


「”普通”ではない事態なのかもしれないわ」


すると魔理沙が今まで貯めていたものを吐き出す様に口を開いた


「これは異変だ!異変!そうに違い無いぜ!」


「だとしたら地震関係ね・・・」


「地震関係で心当たりがあるのか?」


「あぁ、一人いるよな霊夢」


「そうね・・・」


「それは誰だ?」


「比那名居天子、天人よ」


「稀に里で食べ歩いてるあの娘か・・・」


「よっしゃ、霊夢!天界に殴り込みだぜ!」


「あの天人まだ学習してないようね・・・」


霊夢と魔理沙は完全に天子の仕業だと考えていたが慧音は違った


「だが天人の仕業かと限らないぞ二人とも、流石に二度も同じことするアホではないだろう・・・」


「あいつならやりかねないわ・・・」


「まてまて、一度ちゃんと話を聞いてからにするべきだ」


「あぁもう分かったわよ、聞いてから縛り上げるわ」


「ちゃんと聞くんだぞ」


「よっし!天界に出発だぜ!」


「久々の異変ね!」


慧音は「はぁ・・・」と息をつくと里の人々のもとへと戻って行き

霊夢と魔理沙は久しぶりの異変ということでやる気がいつもより出ていたのだった・・・


お待たせいたしました!第二章へ突入です!

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