30話 川魚は美味い
「ん、んぁ〜...」
結構寝た気がする
雨の音がしないから雨はもう止んだようだ
外の様子を見てみよう
眩しい朝日が見える
ありゃ
朝まで寝ちゃったか
お昼ぐらいから寝て朝まで寝るなんて初めてだ
「グゥ〜」
お腹空いた...
そうだ昨日採った木の実食べよう
少しは腹の足しになるか...
さて服も乾いたようだし、旅を続けますかな
というか、ここ家にしてもいんじゃない?
そこそこの広さもあるし雨風も防げるし京からも離れているし
こっからでてもいいとこ見つける自信無いしね
よしここを新しいマイハウスにしよう
木の中に住んでるってなんかオシャレ
取り敢えず食料調達に行こう
餓死したら馬鹿みたいだ
ここにくる寸前に川を見たから魚がいるはず
外に出ると小鳥が鳴いており暖かな風が吹いていた
凄く気持ちがいい
天気も快晴に近く雨はもう降らないみたいだ
あ、川が見えてきた
流れは落ち着いてるね
ヤマメとかイワナとか居るのかな
少し水に触ってみる
「ひゃっ!?」
めちゃくちゃ冷たいな...
でも我慢して魚とらなきゃ
その瞬間岩陰に隠れていた魚を見つけ、目にも留まらぬ勢いで捕まえた
「素早く動けるのも猫だからかね」
名前は分からないが取り敢えず一匹ゲットだ
さぁてまだいるかな?
あ、泳いでるのがいた!
バシャッ!
捕まえたー!
さっきのより少しおっきいね
取り敢えず二匹でいいか
服も濡れてるし
あ
どうやって焼こう
火がない...
そういえば昔テレビで火打ち石を使って火を起こす番組やってたな...
やってみるか
そこら辺に落ちてるそれっぽい石を拾って家に戻った
さてとやってみますか
上手くいくといいのだけれど
カキンッ!
お、おお
叩きあわせたら火花が出たぞ
これを燃えやすいものにつければいいのかな
家の中にあった木屑を使ってみるか
カキンッ!
お!上手く火がついた‼︎
小枝を拾ってと
ボオォ・・・
燃えた!
枝に魚刺して早速焼きますか!
塩とか無いけどそのままでも美味しいよね!多分!
〜7分後〜
いい感じかな?
油もしたたり落ちてきてるし
焦げ目もいい感じだ
お腹空いてるしそれじゃあ...
頂きます!
「あの...」
ん?後ろから声が
「はいはい...?」
「その魚分けてもらえませんか?」
そこに居たのは狐耳を付けた少女だった
他の方の作品と比べるとつくづく自分の文は駄文だと思うこの頃




