21話 大切なもの
遅くなってすいません
「んー健太から貰った髪飾り、いつか枯れそうだな。どうしょ」
あ、そうだ聖に相談してみよう
なんか知ってるかもしれないし
「ねーねー聖ー」
「何かしら?白花」
今日は霧雨が降っている
もう昨日の夜からシトシトと振り続けている間も無く秋なので季節の変わり目の雨ってやつなのかな
「健太から貰ったこの髪飾りが枯れないようにしたいんだけどどうすればいいかな」
私は自室に大切に保管してある箱から髪飾りを持ってきた。その箱には首輪や着物などが入っている。全て大切なものばかりだ
「そうね、私の法力を使えばできないことはないわ」
「法力?なにそれ」
「そうね簡単に言えば仏教のお力ってとこかしら」
「へーなんか凄いんだね」
「仏の道を学べばできるわよ」
「私には到底無理ですな」
「まぁ貴女は妖怪だから無理ね」
「だね。」
「それじゃ永続の術を掛けましょうか」
「えいじゅくのじゅつ?何それ」
「まぁ見てなさい」
すると髪飾りを持った聖の手がボワーと光り始めた。ピカッと一瞬だけ強く光った
「はい、これでできたわ」
「おおー!ありがとう!」
「壊さない限り永遠にその状態を保ち続けるから」
「それだったら安心」
「あと多少の衝撃にも耐えられるようにしてあるから髪に付けてても大丈夫よ」
「うーん、でもやっぱ大事な物だからしまっておくよ」
「分かったわ、大切にね」
私は自室に戻り箱を開けた
「ずっと大切にしなきゃね」
髪飾りを箱の奥深くにしまい、星と約束していた野草狩りに行った
「あ、白花来た」
「ごめんね、ちょっと遅れて」
「いいよ、じゃ行こうか」
「うん!」
この生活も楽しいな




