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東方猫白花  作者: 夢心@東方小説書いてる人
第一章 再開された命
12/45

12話 中途半端なお料理教室

ちなみに外にいるときの白花は猫耳と猫尻尾は妖怪のお力で隠してます


今日はなにしようかと思ってた昼下がり。

突然お母さんが私を呼んだ


「白花ーちょっとこっちにきてー」


「はーい」


なんの用事だろう


「あっ白花、今日は貴女に料理を教えるわ」


「料理?一ミリもしたことないなぁ」


「大丈夫よ、私が教えるのだから必ずできるようになるわ」


「おお!やってみる!!」


「じゃあ今日はまず、味噌汁を作ります。家庭料理の定番ね」


「お母さんが作るのは美味しいけど私にもできるかな」


「大丈夫大丈夫、とりあえず野菜を切りますか」


「分ったー」


そこに置いてあるネギを取り、包丁を掴む

生前も全く料理をしていなかったが大丈夫かな


「ちょっと、その持ち方危ないわよ」


「え?こうじゃないの?」


包丁を手で鷲掴みしていた


「それは刺すときの持ち方よ」


「これは失礼」


「こうやって人差し指を前に出すように持つのよ」


お母さんが実際に持って見せてくれる


「こうかな?」


そのとうり掴んでみる


「そうよ、覚えがいいわねー」


「そうかなーえへへ」


「(この白花の笑顔は反則よっ!今死んだら確実に白花のせいだわ...)」


「どうしたの?なんかよだれが垂れてるけど」


「なっなんでもないわ、続きやりましょ」


「うっうん」



~30分後~



「さっ野菜も切り終わったし次は汁作りよ!」


「待ってましたー!」


「まぁ汁作りといってもダシ取って味噌入れるだけだけどね」


お鍋に水を入れて、薪に火をつける

ちなみにこの世界は平安時代のような感じなのでコンロやIHなんていうハイテク機械は無い


「じゃあダシは取り終えたから次は味噌を入れましょう。味見もお願いね」


「はーい!」


お湯の中に味噌が入ったおたまを入れる


「おー!味噌が溶けてくよ!!」


「この味噌は上質だから溶けるのも早いのね」


「そうなんだ!味見してもいい?」


「いいわよ、熱いからちゃんと冷ましてからね」


小皿に汁を少し入れる


「ちゃんとできたかな?」


さあ飲んでみよう


ゴクッ


「...」


「どうしたの白花」


「あっつ!うにゃー!」


「そりゃ冷まさないからよ」


「うぅ...」


「貴女って猫舌なのね」


「猫ですので」


「そうだったわね」


めちゃくちゃ熱かった

猫舌だったのね...

猫だからしょうがないか


「あとは私が作っとくわ、白花はそこで舌を冷やしてなさい」


「うぅやりたいけどしょうがない...」


でも料理楽しかったな

また今度挑戦してみよう


~10分後~


「さぁー出来たわよ、もうすぐ夜ご飯の時間だから健太とお父さんを待ちましょ」


「うんっ!早く帰ってこないかなー」


ちなみに健太は友達と遊んでます

私も行こうとしたけど、なんか女の子は危ないからダメって言われた

私は妖怪だから大丈夫だぞっ


そんなこんなでグダグダしてると健太とお父さんが偶然にも一緒に帰ってきた


「あっ!お帰りー!!」


「「ただいまー」」


「今日はね!私も味噌汁を作るのを手伝ったんだよ!!」


「そうかそうか、早く食べてみたいな」


「へー!白花も一緒に作ったのか!凄いね!!」


「えへへー早く食べよう!」


「そうね、準備もできたし晩御飯にしましょうか」


ちゃんと美味しくできたかな?


「ズズッ...こりゃ美味いな!」


「本当!ダシは私が取ったんだ!!」


「美味しいね!」


「おおー!ありがとー」


こんどはちゃんと作りますっ!



今夜の晩御飯は特に賑やかになった




「ふぁ~」


「どうした?眠いのか?白花」


「う~ん、ちょっと疲れちゃった...」


「じゃもう寝なさい」


「白花が寝るなら僕も寝る!」


「健太はご飯たべ終わってから寝なさい」


「はーい」


「おやすみーみんなー」










んー眠かったけどいざ布団に入るとなかなか寝付けない...

猫だから夜行性で寝れないのかなー

まぁとりあえず目瞑っときますか


あれ?健太がこっちにきた

ご飯食べ終わったのか

私の体温で布団があったかくなってるから暑苦しそうだね、なんかごめん


ん?なぜか健太の視線をものすごく感じる

なんか顔に付いてるのかな

薄目開けてみてみる


すると健太が口を開いた


「(大好きだよ、白花)」


僅かな声量だったけどはっきり聞こえた

その言葉を聞いたとたん目を開きそうになった

なんか今起きたらマズイ状況だから寝てるふりをしておこう

多分健太も私が寝てると思ってるから言ったのだろう

てか、大好きって恋愛的な感情がうんたらなんとかってこと!?


健太が布団に入ってきた


急いで寝がえりをする振りをして反対を向く

そしてとてつもない速さで顔が赤くなるそれはもう湯気が出そうな勢いで


ふぁー...元男なのに大好きなんて言われていいのかな...

別に健太のことは好きだけどそっちの好きとは違うかなぁ

どうすればいいのぉ!

あぁ~体が熱い...


とりあえずもう寝ようそうしよう

聞かなかったことにしよう

うんそうしよう


おやすみ



白花が寝たあとに、健太が白花にあんなことやこんなことをする展開は無いからご安心ください

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