プロローグ
最後まで読んで頂けたら嬉しいです!!
9人ということで登場人物が多くなってしまいましたが、それぞれ個性のあるキャラなので どうにかゴチャゴチャならずに読めると思います。(>_<)
卒業おめでとう
周囲からはこの言葉が
次々と聞こえてくる。
卒業式が終わって1時間ほど経った。
卓球部の主な活動場所となっていた、さくらホールには今日でこの白桜[はくおう]中学校を卒業する女子卓球部の3年生部員の9名が集まっていた。
「ヤナ~先生は?」
まだ目がうっすら充血している田崎聖蘭[たざき せいら]が
部長の
柳瀬心美[やなせ ここみ]
に尋ねた。
「もうちょっとで来るんじゃん?」
「じゃあ先生が来るまで思い出話でもしてる?」
と言い出したのはいつも雰囲気を和ませてくれてた
高山いろは[たかやま いろは]
だ。
それから彼女達は笑いあった。
初めて喧嘩した時のこと。
初めて怒られた時のこと。
初めて涙を流した時のこと。
この3年間、何回喧嘩しただろう。
何回離れ離れになっただろう。
どんなに離れても
どんなに言い合っても
最後にはいつも笑顔があった。
「きっとこういうのを青春って言うんだろうな」
ぽつりと
結城彩菜[ゆうき あやな]
が呟いた。
その言葉に全員が共感した。
全国大会にいけるほど強いチームではなかった。きっと負けた数の方が多いだろう。
だけどこの部活に入ったことは誰も後悔していない。
明日からまた大人へと向かってそれぞれ別の道へ進みだす。
そしていつかまた出会える日が来るだろう。
少し大人になった彼女達へ
卒業おめでとう
読んで頂きありがとうございました!
このお話は私の実体験をもとにして(というかほぼそのまま…)作っているので9人の中に私のポジションがいます!(笑)
いきなり卒業式から始まりましたが私は今現役中学生なのでまだ実際は現在進行形です(-_-#)なので更新が途切れ途切れになってしまうかもです!
この次も読んで頂けたら幸せです!(≧∇≦)