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第8話

 『全光の属性世界の諸君に告ぐっ!すべての属性世界の市民の立ち入りを許可する。』


 葵田隊長も疑問に思っていた。


 『この世界で全面的に協力し合い、平和を目指すことをここに宣言をする。』


 「「「おおおおおおおっ!」」」


 光の属性世界の市民たちは、盛大な拍手をしていた。


 港の方では、全ての警官に監視から解放され、土藁氏とセイウチが迎えに来ていた。


 「桜花、スバル、甘恵、良かった。」


 セイウチも甘恵のとこに飛びついた。


 「あら、セイウチ。もう、甘えん坊なんだから。」


 「キュピ。」


 ホウル王者の秘書のサンタユが現われた。


 「桜花さん。この度は、申し訳ございませんでした。ホウル王者の代わりにお見送りを行わせていただ

いております。」


 「いえ。そのことについては気になっておりません。」


 「ホウル王者のお詫びに食料品を5日間分を支給いたします。」


 「本当ですか。ありがとうございます。」


 荷物運びの警官が港まで運び出していた。


 桜花も気になることがあった。


 「それでホウル王者は、どちらにいらっしゃいますか。」


 「はい。光の属性世界を守るために王室の席に座り、市民を守る仕事に着いております。」


 「そうだったんですか。」


 「はい。桜花さんも長旅にお気をつけてくださいませ。」


 「ありがとうございます。ホウル王者にもよろしくお願いします。」


 数分の間に支給された食料をシーホープ号の船園に引っ張り上げた。


 「おっしゃ、荷物の積み込みも終わったぞ。」


 残っていたのが桜花だ。


 「では、私は旅に出ます。」


 「はい、お気をつけて。」


 桜花は、シーホープ号に乗り、帆を張って、出航した。


 光の属性世界の市民たちは、見送られ、手を振っていた。


 シーホープ号が動き出し、光の属性世界から離れていった。


 太陽の精霊天使と月の精霊天使の話が終わり、今の世界で災いが起きることを告げていた。


 土藁氏も次の世界に上陸するのかが、わからなかった。


 「ねぇ、スバル。これからどこに行くの。」


 「うーん、そうだな。」


 何も考えずに旅に行っている。


 すると、アジサイ丸が声を掛けた。


 「拙者、木の属性世界に向かいたいのだが・・・」


 「うん、オラも賛成だよ。スバル、いいよね。」


 「わかった。光の属性世界からだと、1日はかかるだろうな。」


 「かたじけない。故郷の様子を見ておきたかった。」


 アジサイ丸も生まれた故郷も心配になっていた。


 光の属性世界から半分の距離を離れていた。


 Dr.ガイの様子


 木の属性世界の近くにDr.タニック号が海の中に潜伏している。


 そりゃ、潜水艦の船であるから、Dr.ガイの開発もたやすいようだ。


 さらに飛行船も可能の様だ。


 Dr.ガイの開発も進んでおり、小型の兵隊、悪魔の卵を小型化を量産している。


 「ふははは、桜花もこれで太刀打ちできぬだろうな。」


 研究室にい匿っているDr.ガイも怪しさ満点だ。


 他の仲間達も親方は、何をしているのだろうと思っていた。


 サイボーグ壱号と弐号も不安そうだ。


 タツミゾンビも業務に取り組んで、潜水用の望遠鏡で様子を見ていた。


 サイボーグ壱・弐号もDr.タニック号を操縦していた。


 火の属性世界で戦いに敗れて、また会った時に復讐を誓った。


 火の属性世界から木の属性世界に到着するまでは、2~3日位はかかるのだろう。


 しかし、Dr.タニック号は、木の属性世界に立ち入ることが出来なかったのだ。


 機械仕掛けで排気ガスが天敵だからだ。


 いずれにせよ、どうせなら侵入するだろう。


 タツミゾンビも木の属性世界に近づいたことをDr.ガイに報告をし始めた。


 「ボス、木の属性世界が見えてきました。」


 「おう、そうか。覗かせろ。」


 望遠鏡のレンズを覗いたDr.ガイは、様子を見ていた。


 「ほう、桜花の船が見えていないね。」


 しばらく左右に動かし、確認していた。


 すると、シーホープ号の姿が見えてきた。


 「おやおや、奴の船が見えて来たぞ。」


 望遠鏡をしまい、館内にいるメンバーに指示をした。


 「全員、浮上する準備をせよ。」


 「「「ガイガイッサー」」」


 Dr.ガイは、シーホープ号が到着した瞬間を狙って、浮上するようだ。


 Dr.ガイの計画が始まった。


 シーホープ号は、木の属性世界に到着し、港に着けた。


 「アジサイ丸、木の属性世界に到着したよ。」


 「ありがとう。これで長老に会える。」


 「オラも一緒について行ってもいいかな。」


 「構わないさ。この先道のりが厳しくなるぞ。」


 「俺も行こう。もし奴が現われたら手に負えなくなる。」


 角之助もアジサイ丸と一緒に行くつもりだ。


 「私も行くわ。今の世界で事情を知っているのが私だから。」


 「わかった。その方が良いかもしれないな。」


 桜花は、船長のスバルをにらんだ。


 「ちょっと、キャプテンっ!あんたは痩せてから戦いに備えておきなさい。」


 その間に痩せておく必要があった。


 もし、Dr.ガイが現われる可能性があるからだ。


 「甘恵、ナイト、三夏。留守番と監視お願いね。」


 「わかったわ。」


 「任せとけ。」


 アジサイ丸と桜花メンバーも木の属性世界に足を運んだ。


 シーホープ号の方は、船長のスバルもダンベルを持ちながら、身体の脂肪分を減量させた。


 そりゃ、汗だくになるだろうな。


 アジサイ丸は、港から緑の多い森に入り、道のりも険しかった。


 すると、アジサイ丸は、気配を感じて、クナイが飛び出してきた。


 アジサイ丸もクナイを取り出し、跳ね返した。


 「何かしら。」

「ここの忍び兵団だ。」


 「あの時と同じの様だな。みな、警戒せよ。」


 角之助も敵が出てくるのかもしれないと感じた。


 「すまない、角之助。桜花達を頼む。」


 「なに、当然のことだ。」


 前方か背後に飛んでくるのかもしれなかった。


 土藁氏は、足を踏み外して、地面から落とし穴にはまった。


 「うわああああっ!」


 「大丈夫、土藁氏。」


 桜花も土藁氏を助けだした。


 「ありがとう、桜花。」


 「一体、なんなのよ。」


 アジサイ丸も気配を読み取り、そこかとクナイを投げた。


 「ハッ!」


 「ぐあっ!」


 刺さったようだ。


 そして、地面に落ちた。


 まだ、もう一人はいるようだ。


 すると、発光信号が出て来たので、戦闘が止まった。


 発光信号によって、木の属性世界を収める長が指示を出していた為、止めさせた。


 もう一人は、木の上から出てきて、正体を現した。


 「これは、大変失礼いたしました。」


 「おっ、お前は・・・。コノハタロウか。」


 「はい。木の属性世界をお守りするために役目を担っております。」


 「そうか。そっちは・・・。」


 「心配なく。対策はされてます。おい、こら。早く起きんか。」


 ボンっとなって、丸太が残った。

 

 「さすがだな。変わり身の術か。」

 

 コノハタロウは、アジサイ丸の忍びの技術も落ちていると思っていた。


 「アジサイ丸もまだ甘いな。」


 変わり身の術をしていたのがモミジロウだ。


 モミジロウは、女性だ。


 「久しぶり、アジサイ丸っ!」


 いきなり飛び出して、アジサイ丸に突撃した。


 しかし、右手を構えて頭にチョップで叩き込んだ。


 「お前も相変わらずだな。今の癖、治らないのか。」


 「いったぁぁぁいっ!いいじゃないのもうっ!」


 「こんなことをしている場合じゃないだろう。」


 アジサイ丸の言っていることも合っている。


 「では、木の属性世界の長老に会いに行こう。」


 コノハタロウが、長老のいる先に向かった。


 進んでいるとその先には、大樹木だ。


 中央に大きな木があって、周りには、湖が囲まれていた。


 この光景を見た桜花も驚いていた。


 「初めてだわ。こんなきれいな景色。」


 「うん。オラも初めて見たよ。」


 角之助もこの光景も驚いている。


 「これは、初めてだな。安らぎも大事だ。」


 心も穏やかになるだろう。


 「それでは、みなさん。こちらの橋にわたってください。」


 コノハタロウの案内によって、大樹木に足を運んだ。

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