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第3話

 闇の属性世界のみんなも驚いて、慌てている。


 闇の世界の城は、兵士も城を守ることで精いっぱいだ。


 「今の揺れは、尋常ではないぞ。」


 闇の兵士達は、闇の王は何をやっているのかと思っていた。


 今の兵士には、歯が立たなかった。


 闇の城のバルコニーで闇の王が姿を現した。


 「諸君に告ぐ。今の地響きは、始まりに過ぎん。」


 闇の属性世界に住むみんなは、何を言っているんだと思っていた。


 「今の出来事により、吾輩も動かなければならなくなった。」


 それって、どういうことだと思われている。


 「吾輩、ハデス4世は、近いうちに旅立とうと思っておる。」


 それを聞いたみんなは、何を考えているんだと腹を立てていた。


 「我が相方に月詠秘書官を代理とする。」


 みんなの声は、静まっていた。


 月詠秘書官が一番しっかりしている為、闇の属性の代行者の護衛官に向いているのだ。


 「以上を持って、闇の属性世界を復興することを命ずる。」


 ハデス4世の言っていることも無茶苦茶の様だ。


 だが、ハデス4世の感じる違和感に気づいているようだ。


 (あの大型の戦艦は、どのように完成させたのだろうか。それに、誰かが心の闇に飲み込まれているの

だろうか。)


 ハデス4世も集団に向かう準備をしていた。


 近いうちに8代会談を行うこととなる。


 王室の間に秘密の扉に入り、あることを行った。

 

 「鏡よ、鏡よ。我が属性の元、契約者闇の属性ハデス4世が汝の魔力を捧げる。」


 鏡の先に8代属性に声を掛けていた。


 「吾輩は、近いうちに8代会談を行うこととする。我が闇の属性世界が大変なこととなった。集まり次

 第、みんなで会談を始める。」


 ハデス4世の一言を残していった。


 本当に長い旅が始まる。


 シーホープ号は、海を渡っていた。


 水の属性世界から次の世界に旅立った。


 だが、桜花も目的も無いのにどうしたらいいのかもわからなかった。


 「もう、スバル船長もいい加減。まったく食べ物のことしか考えていないの。」


 「まあまあ、桜花。スバルに行っても仕方がないよ。」


 「ぐぬぬ・・・・。」


 アジサイ丸は、セイウチと遊んでいた。


 「キュピ、投げるキュピ。」


 「おっ、いいぞいいぞ。」


 アジサイ丸も好調だ。


 「まあ、アジサイ丸も元気になってよかったわ。」


 甘恵も安心した。


 船の柱の上空は、土藁氏が見張りに着いた。


 「あっ、次の島が見えて来たよ。」


 「えっ!」


 到着する島は、火の属性世界だ。


 島の様子は、火山があり、何かを封印されているようだ。


 シーホープ号は、火の属性世界に船を着けて、上陸した。


 船から降りた桜花は、気づいた。


 (これは、熱いわ。)


 火の属性世界も立ち入れば、常に熱かった。


 さらに、スバルも連れて行こうとしたが・・・


 「熱いよ。熱いよ。こんなとこ行きたくない。」


 「もう、情けないなキャプテン。」


 「そうだよ。みんな先に言っちゃったんだから。」


 スバル船長もダラダラと歩いていた。


 約500歩しか歩いて、すぐに休憩に入りたがっていた。


 「はぁ、もう歩きたくない。」


 三夏と土藁氏も悩んでいた。


 すると、火の属性の男性が現われた。


 「そこの奴らは何者だ。」


 船長もその声に驚いて、急変し、やせたのだ。


 「なら、何者だと言われるのならば、そちらから名乗れば。」


 「良かろう。俺は、角之助だ。」


 「俺は、スバルだ。」


 角之助はこう語る。


 (もし、奴が目立つ行動を避けるのやもしれぬ。)


 「勝負だ。スバル。」


 「望むところだ。」


 互いに剣を取り出し、真剣ににらみ合っていた。


 角之助の属性が火の属性の人間であることだ。


 その為に真剣勝負も互角だ。


 別行動に入っている桜花達は、火の属性世界の王様に会いに行くのである。


 「もうすぐだわ。火の王様に会えるわ。」


 火の属性の王は、どうなっていたのだろうか。


 しかし、桜花の目の前には、門下生が並んでいた。


 桜花は、厳重に守られていると思っていた。


 「あの、火の世界の王様に会いたいのですけど。」


 門下生は、様子を見ていた。


 「ただいま、王様は、不在でございます。」


 「えっ!?」


 「我の王様は、ご命令によって、不在だと伝えよと言われておりまして。」


 「わかりました。また後で、お伺いいたします。」


 兵士は、桜花の様子を見ながら、不安そうだ。


 「今の王様は、不在なのは事実で、今起きていることを公にできないのであります。」


 「それは、本当ですか。」


 「はい、あなた様を信じたいのです。」


 「わかったわ。私は桜花です。桜花が、火の世界の王様に会いたいとお伝えれば幸いです。」


 「畏まりました。お客様が桜花殿と見受けられます。」


 本当に火の王様は、不在なのか。


 桜花の船は、一日前に火の王様は、出航していた。


 なぜ、火の王様は、能力を使わなかった。


 なぜなら、この世界を目立ちたくなかったからだ。


 その為に、闇の属性世界から、通知があったからだ。


 8つの代行者は、8代会談を行うことになるだろう。


 ところが、スバル船長は、角之助と血統を行っているようだ。


 互いに、持ち主の剣でぶつかり合っている。


 「はぁ、はぁ、はぁ・・・」


 「ぐぬぬぬぬ・・・」


 火と水の相打ちに戦っている。


 いくら何でも激しすぎるようだ。


 「なあ、この戦いは、辞めないか。」


 「何だと、俺は、戦うことが生きがいなんだ。」


 スバルも懸命だ。


 身体を素早く切り替えて、鋭くなっていた。


 ところが、三夏は、こんなことをしている場合じゃなかった。


 「ねぇ、キャプテン。桜花は、どうしてるのかな。」


 「それもそうだな。」


 「ぐぬぬぬぬ・・・」


 「この勝負は、預けるぞ。」


 「なんだとっ!」


 スバルは、背後を滑らかに後を去った。


 (三夏の言う通りだ。桜花は、一体どこにいる。)


 がむしゃらに探している。


 しかし、漆黒なDr.タニック号が現われた。


 「ホホホ、今の世界にミサイルを与える。」


 宣言通りにミサイルが放たれた。


 陸にめがけて、爆発が起きた。


 「「「ああああああ」」」


 火の属性世界のみんなも驚いている。


 「にゃはははははっ!」


 「はははは・・・」


 「タ~ツミ・・・」


 「タツミゾンビ、鉄の仮面に装着するのだ。」


 「イエス、ガイガイッサー!!!」


 タツミゾンビは、Dr.ガイのお面を手に取った。


 「鉄の仮面を付けて。」


 姿が変わった。


 「鉄タツゾンビッ!」


 Dr.タニック号から飛び降りて、桜花の仲間の目の前に現れた。


 「ははは、貴様たちは、この俺に構うわけにはいかぬ。」


 「何を言っているの。私達だって戦えるわ。」


 甘恵も桜花の融資に見習って、戦う決意をしていた。


 「じゃあ、私も。」


 心に念じて戦うイメージを考えていた。


 立派な戦士になった。


 「そこの奴は、一体何者だ。」


 「えっ、あなたは。」


 「俺は、スバルだ。」


 「ええっ。」


 「目覚めたんだね。スバル。」


 「ああ。相手は一体、何者だ。」


 スバルも見たこともない大型の船だ。


 「グハハハ、鉄タツゾンビだ。」


 鉄タツゾンビは、右手をかざして、鉄バイクを錬成した。


 鉄タツゾンビも高鳴り、桜花にめがけて行ったのだ。


 スバルは、鉄バイクに向かい、切り裂いた。


 「うげぇぇぇっ!」


 斬られたバイクも爆発したのだ。


 鉄タツゾンビもひんしだ。


 「おっ、おのれぇぇぇっ!」


 お怒りのDr.ガイは、船内を呼んでいた。


 「おい、サイボーグ壱・弐。早く出て来んか。」


 「はい、親方っ!」


 「待ってました。」


 サイボーグの姿が変わった。


 「サイボーグキャノン。」


 「サイボーグガトリング。」


 スバルは、どのように立ち向かうのだろうか。


 すると、角之助が現われ、スバルの助太刀に入ったのだ。


 「俺は、今の故郷を乱されるわけには、いかないからだ。」


 角之助は、サイボーグガトリングに立ち向かった。


 (角之助よ。すまんが、奴を倒してくれ。)


 「はぁぁぁぁっ!」


 スバルもサイボーグキャノンに立ち向かった。


 桜花は、火の城を攻撃を受けていることを受け入れて、城を崩れない様に守っているのだ。


 「このまま、火の城を崩れる訳には、いかないわ。」


 「ええ、あたしも賛成だわ。」


 火の属性世界もピンチに陥っている。


 すると、火の属性の王の代行が、火の能力を放っていた。


 「やめてくれ、火の国を汚さないでくれ。」


 火の属性の王の代行が、願っていた。


 優しい火の粉だ。


 「おっ、おのれぇぇぇぇぇっ!」


 Dr.ガイも決断した。


 「お前ら、ここは、撤退だっ!」


 ガイの仲間も大型の船に乗り込んだ。


 「はぁ、はぁ、やっと去ったか。」


 「ええ、大変だったわ。」


 火の世界も救われたようだ。

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