表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/73

第1話

 序章


 0世紀から始まり、太陽と月があったのだろうか。


 何もなかった惑星が多くの星屑が散らばっている。


 散らばっている星屑が、どこかで一つになろうとしていた。


 すると、一つになろうとしていた星屑は、変わった星を作り出そうとしていた。


 ただ、伝説に等しい不思議な星屑が変わった星に直撃していた。


 つまり、8代属性の秘められていた魔鉱石が集まっている。


 全ての属性で種別がある。


 『光、闇、火、土、水、風、雷、木』


 瞬結した星も大きくなり、人類が生まれていてもおかしくはなかった。


 その為に、8代属性の力を合わせて、変わった異世界の星が生まれたからだ。


 すなわち、海と空と生き物も新しい命が誕生したからだ。


 しかし、魔鉱石の精霊が実在していてもおかしくなかった。


 大きくなった星に懸けて、8代属性が立ち上がった。


 人類と不思議な生き物と暮らしやすくするためである。


 そして、8つの属性を封印することになるのだろう。


 封印にちなんで新たな世界を生み出した。


 光と闇が相反した時、4つの自然素が残った。


 火、土、水、風である。


 火は、土に無理矢理、火山の頂上に噴火口を開けて、それと同時に雷が生み出された。


 土は、水に協力する様にお願いをして、木を生んだ。


 新しい星が誕生されたため、維持できるようにバランスを取っている。


 風は、ただ、眺めて適当なことを行っているからだ。


 しかし、何もしないと言うより、行動すれば良いことが起きるのだろう。


 8つの属性が集まったことで、新たな世界が始まった。


 それぞれの属性で個別の島が誕生し、属性の代行者で領主を築き上げなければならなかった。


 生まれた人類は、それぞれの属性を持っている。


 属性専用で、暮らさねばならないからだ。


 だが、邪悪な黒い霧が現われ、8つの属性を蝕もうとする。


 別の世界で邪悪な邪気が隕石で近づこうとしていた。


 ただ、手立てがあった。


 旅を始める勇者が立ち上がった。


 目覚めよ、8代属性代行者の勇者達よ。


 世界が崩壊される前に救うことだ。


 滅ぼされる前に異変を解決し、異を動かねばならない。

 

 冒険の始まり。


 光属性の桜花は、木製の船に乗っていた。


 すでに、旅が始まっている。


 桜花は、夢を見ていた。


 光属性の精霊天使は、異変が起きていると伝えられた。


 『桜花。今の世界で異変が起きています。長い時間をかけて、襲い掛かるでしょう。』


 桜花は、悩んでいた。


 「私は、どうしたら。」


 『手立てならあります。8つの属性の魔鉱石を集めて、世界を救ってください。』


 その一言を残していった。


 桜花は、仲間を集めて、旅が始まる。


 桜花は、仲間を探して、乗客の船に乗り、光の属性世界から出発した。


 乗客のみんなも違う属性を持っていた。


 船に乗っている間に嵐が降り始めていた。


 「「「嵐だ。」」」


 乗客のみんなは、船の館内に避難し、帆をしまった。


 しかし、船の揺れが激しく、桜花は、船から落ちてしまった。


 海は、暗く、身動きも出来なかった。


 だが、捕獲網にかかり、引き上げられた。


 「おーい、大量だぜ。」


 「はいはい。調理しますね。」


 呑気に食料の調達をしている船長のスバルが引き上げていた。


 引き上げた瞬間に女性の桜花が出て来た。


 「うん。どうしたんだ。」


 スバルは、ゆすったが反応もなかった。


 引き上げられてから気を失っている。


 「しゃあねえな。部屋に運ぶか。」


 水の属性のスバルは、桜花を寝室に運んだ。


 もう一人は、水の属性のナイトは、木造の管理を任せられているのである。


 または、水の属性の甘恵が料理人だ。


 しかし、甘恵は、桜花のことを放っておけなかった。


 すっごく弱っているのに船長は何をやっているのって思うのだ。


 そりゃあ、労災になるだろう。


 甘恵も乗っている乗員に気を遣うのだ。


 乗員達も小さな旅人もいるのだからだ。


 土の属性の土藁氏も旅に出ていた。


 土藁氏も土の属性世界も退屈の様だ。


 (おいらは、決めたんだ。どこかで旅に出れば、何かが掴めれるんだ。)


 土藁氏も決心も変わらなかった。


 船長のスバルは舵に回らねばならないからだ。


 たまに、ナイトも舵を回さねばならないからだ。


 桜花は、船内にベッドの上で眠っていた。


 しばらくすると目を覚ました。


 「あれ、わたしは・・・」


 すぐにある扉が開いて、甘恵の姿が出て来た。


 「えっ、あなたは・・・」


 「あっ、えっと・・・」


 甘恵も戸惑っていた。


 「私は、この船を任せられている甘恵でございます。」


 「あの、今の衣装って役に立ちますか。」


 「いえ、私の特性を活かしているんです。」


 甘恵の能力を活かして、桜花に癒しの能力を与えた。


 「えっ、これって・・・」


 桜花も驚いた。


 (気持ちいい・・・)


 「あは、本当に良かったです。」


 甘恵は、ほっとした様だ。


 「ありがとうございました。」


 「いえ、本当に良かったです。」


 桜花もどうしたらいいかもわからなかった。


 また、扉が開いた。


 「良かったら、食事はどうですか。」


 「えっ、あ、いただきます。」


 一口を加えて、身体に染みていた。


 「あっ、それとこのまま休んでください。」


 甘恵の指示は合っている。


 食事を持ってきてくれていたのが、料理人である。


 火の属性の三夏が料理人だ。


 甘恵の相方が、アザラシだ。


 アザラシにしては、言葉が話せれるからだ。


 「甘恵、見つかった。」


 「もう、どこに行ってたのよ。セイウチ。心配したんだから。」


 セイウチは、船内を探検していた。


 小さな相方も船も退屈なのだろう。


 船長のスバルは、当てのない旅をしているのであった。


 ところが、不思議な島が見えてきた。


 「おっしゃー、島が見えて来たぞ。」


 島に上陸してきたのが、水の属性世界の島であった。


 「おっしゃー、上陸だ。」


 船の揺れが止まった瞬間に桜花は、目を覚ました。


 「あれ、船が止まった。」


 桜花は、身体を起して、船内から出た。


 「んっ、おや。彼女は気が付いた。」


 「あの、ここは・・・」


 「水の属性世界だ。」


 「ここで、何をするんですか。」


 「んっ、食料の調達だよ。」


 「えっ・・・」


 桜花もなぜそうなると思っていた。


 船長も吞気だったのも相変わらずだ。


 「じゃあ、私も一緒について行っても・・・」


 「ああ、構わねえぜ。」


 「私も大歓迎だよ。」


 「キュピ、仲間、うれしい。」


 「うん、心強い。」


 「うむ、仲間を助け合うことは当然だ。」


 船長のスバルは、水の属性世界を探索していた。


 桜花もこのままでいいのかなと思っていた。


 「おーい、これをくれ。」


 「あいよ、20000ジュエルだ。」


 スバルの懐から会計を済ませた。


 「もう、船長は、買い過ぎなんだから。」


 「うむ。どうしようも無いな。」


 桜花も呆れていた。


 (もう、ほとんど食べ物しか考えていないんだから。)


 食料を運んで、船長の船に戻ろうとしていた。


 呑気な船長も食事が大事なようだ。


 ところが、空の様子が暗くなってきた。


 「あれは、何かしら。」


 邪悪な霧が降り出した。


 さらに、地面から暗黒の兵隊が姿を現した。


 属性は、何もなかった。


 桜花も夢の中で災いのことを思い出していた。


 「おいおい、せっかくの飯が台無しになるんじゃねえか。」


 「あっ、あんたわね。そんなことを言っている場合じゃないでしょ。」


 桜花は、背中に背負っている剣を抜き、漆黒の兵隊に立ち向かった。


 先に走り出して、兵隊に切りつけ、一瞬にして消えた。


 しかし、切りつけても再び現れる。


 「何なのよ。あんたたちは。」


 桜花もどうしようもならなかった。


 すると、水の属性世界の王女様が動き出した。


 城のバルコニーで王女様の姿があり、王女の特殊な杖を掲げて、光を放った。


 「あれは、何かしら。」


 目の前の暗黒の兵士が薄れて、消え去った。


 ほんの少し様子を見て現われることは無かった。


 「一体、何が起きたのだろう。」


 船長のスバルは、購入したばかりの食料を船に運ぶことしか考えていなかった。


 船長は、なぜなら、身体がメタボだからだ。


 「おし、船に着いたぞ。荷物を積み込め。」


 すると、水の属性世界の兵士が現われた。


 「悪の兵士と戦った方は、彼女でしょうか。」


 「えっ、私ですか。」


 「ご足労掛けますが、水の都にお願いいたします。」


 「えっ、あの、私たちは、何もしていないのですが・・・」


 甘恵も戦っていないことを話していた。


 「申し訳ございませんが、水の都の城にお越しください。」


 「はい、わかりました。甘恵さん。一緒にお願いします。」


 桜花と甘恵と一緒に同行することとなった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ