120話
気が付けば二週間も投稿してませんでした。
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初期リスにいないとは?
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コウノトリに運んでもらった赤ちゃんみたいに意味が分からん
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コウノトリ…………羽、天……使…………は!?
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もう怖いよ天使界隈
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初期リスってどこだっけ?町の銅像の前?
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創造神の像もとい兄さんの居住地です
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初期リスにはってるプレイヤーとか普通に考えたら変態だよな
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考えなくても変態だろ
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初期リスは例外なく通るはずだろ?じゃないとチュートリアル受けれないからステ振りとかできないじゃん
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ステの振り方は残念ながら公式チュートリアルではありません
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お兄さんと一緒!ワクワク新世界!で学べるお兄さんチュートリアルですw
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最初は分からんかったもんなあ…………。三か月ぐらいはステは自動で上がる分しか知らなかったわ
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初心者が増えなかったゲームを神ゲーにした張本人です
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チュートリアルってNPCから教えてもらうやつだろ?あの町の狩人の奴。あいつ以外にもそういうNPCがいてもおかしくないんじゃないか?
50>>>帝級 みんなのお兄さん
確かに、後から学んだことも多い。もしかしたら土台から違うのかも
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とりあえず強いのは分かったけどさ、帝級誕生の後はイベントがあるだろ?今回はなんだ?
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今回は歌姫とのコラボイベントです。ツアー最終予定、大国オルアンで三日間ライブと祭りをするらしい。賢王にちなんで知識系のアイテムとか魔法装備が半額になるらしい。
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神イベの予感
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半額はどうでもいいがライブは行きたい
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チケットは完売した模様w
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オルアンは魔族の土地と隣接してなかったか?もしかしたらそういうイベントもあるかもな
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なんにせよ祭りはいかないとな。船のチケットとれるかな?
ライブが公式認定された理由。それがこの帝級祭にあった。帝の名を冠する者が現れたときは、世界の祝福と称しNPCやプレイヤーに嬉しいイベントごとが開催される。
今回みたいな普通の祭りもあれば、経験値UPの時もあれば特殊なステージが解放されるレイド戦など、様々な祭りが開催されていた。
その際、祭りの詳細はゲームマスターからメールが送られてくる。当然僕の元にも届いたが、それとは別に一件のファイルが送られてきていた。
そこには祖龍と眷属というタイトルで本のデータが入っていた。
恐る恐るそれを開いた瞬間、ナレーションの声が響く。音が出るとは思っていなかった僕は、驚いて椅子から落ちそうになった。
「始祖と呼ばれる原種たちは、今の魔物とは比べ物にならないほど強く、特殊な力を持っていました———————」
あらゆる魔法を知る魔王や万物の母である海王。金色の星霊王に真っ赤な潜血。その中でも一際特殊な祖龍・エンシェントドラゴンは様々な自然に関係する能力を持っていた。炎、氷、大地、そして破壊と創造。
創造の力を使用し、新たに力を創造し五体の眷属を生み出した。獄炎龍、氷雪龍、鉄岩龍、鳴光龍、界滅龍。
そのほとんどが、元素を元にした力を与えられた龍だが、たった一体だけ元素である破壊を与えられた龍が居た。その龍は力に耐えられず、発散し周りを壊さなければ自分自身を徐々に壊してしまう。そんな呪いを抱えて生きていくことになった。
そんな龍の救いはボロボロの体と精神でも、星が見える目が生きていたことだろう。
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データが途切れ途切れになり、最終的に半端なところで終わってしまった。ステラの名前が出てこなかった事が気にはなるが、そこは会って話せばわかる事だろう。それにしても初めて聞く龍も居た。
「もしかしたらどこかで会えるかもしれないな」
そんな期待に胸を膨らませながら、残りの時間をつぶすのだった。




