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コント バトルキッチンスタジアム

作者: 兄貴祭り

リアルで実演は無理だと思うw

映像化をイメージしてみました

アナウンスの声:「さぁ!今日も始まります3分間一本勝負!  材料は鍋に入れろ!  パンチは顔に入れろ!  最後に立っているのは誰か?  果たして料理は出来るのか?  括目せよっ!!」


SurvivorのEye of the Tiger が流れスポットライトが舞台の両端に当たる

3つ目のスポットライトが舞台の真ん中を射すとそこにはシステムキッチンと美しい食材が並ぶ


下手(客席から見て舞台左)からは軽くステップを踏みながら調理アシスタントの男性が現れ、キッチンへ向かって進み始める

やや俯き気味で睨み付ける様に舞台の反対側を見つめるが、エプロンのヒヨコは可愛い


やや遅れて上手(舞台右)から角刈り割烹着姿で料理研究家が現れ、不敵な笑みをたたえながらアシスタントと同じくらいのスピードでキッチンへ向かいはじめる

顎を高く上げアシスタントの方を見下す様にして歩くと下を見ていな為に歩き始めて直ぐにつまづきこけそうになる


アシ:真顔で「昨日はどうも・・」


研究家:「私のカボチャを正面から受けて立っていられたのは褒めてやるが、その脂汗を見るとどうやらまだダメージが残っている様だ」


アシ:「戦士が自ら戦場に立っているんですよ、万全に決まっています」


研究家:「だと良いがなw」


研究家が言い終わる前、アシが空手の左構えを取り叫ぶ

アシ:「今日は何を作るつもりだぁ!!」


研究家:「フッ・・みんな大好きカレーライスだ」


アシ:「カレーライスだとぅ・・・3分で作れると思っているのか・・? 米も炊いてないんだぞ・・」


研究家:「どりゃぁ!」


アナウンサー:「あぁーっと! キッチンタイマーが回り始める前から先生の強襲だぁ! アシに向かって米を投げつけたぁ!」


アシに向かって走り出す研究家


アシ:「はっ!」


アナウンサー:「なんとぉ! この急襲の米を回し受けではじき返すぅ!」


床に置いてあったジャガイモの大きな袋を前蹴りで研究家めがけて吹き飛ばすアシ


研究家:「甘いわぁっ!」


アナウンサー:「なんと寸胴鍋だぁ! 寸胴鍋で袋ごとジャガイモを吹き飛ばすぅ!!」


ジャガイモの袋は寸胴鍋に当たり爆散

バラバラと落ちてくるジャガイモの中を掻き分ける様に、両手にニンジンを持ったアシが研究家に肉薄する


アナウンサー:「両手が塞がったままの先生! アシのニンジン山突きだぁ!」


アシ:「もらったぁっ!」


研究家が半歩引きながら台の上のサラダ油を手に取る、ニンジンは研究家の顔の前で空を切る


アシ:「なにっ!」目を見開く


片手で寸胴鍋を上に放り投げ、サラダ油を口に含むとコンロに向かって吹き付ける


アナウンサー:「出たぁ! 先生お得意の火炎放射ぁ!」


アシはバク転で躱しながらフライパンを手に取り火を防ぐ

フライパンを前に構えたまま研究家に向けて再度走り出すと、途中システムキッチンの蛇口を手刀で切り、噴き出した水をコンロにかけて火を消す


アナウンサー:「今度はアシの逆襲だぁ!  フライパンで攻める攻める!」


アシの攻撃は全て紙一重で交わされ続け

研究家が冷蔵庫の扉を開けそれでフライパンを受けると、中から人の背丈程もある棍棒の様な形の凍った肉の塊を取り出す

いつの間にか、アシの片手には玉ねぎが握られていた


肉の塊を下段に構え走り出す研究家

同時にアシは玉ねぎを研究家の顔面めがけて投げつける


アナウンサー:「先生、額で受けたぁ!」


走りながら飛び散る玉ねぎの汁に目を細めると、アシから今度はターメリックやクミンやコリアンダーなど香辛料が投げつけられる

香辛料を頭から被り、最早目を瞑って止まってしまう研究家


アナウンサー:「アシの連続投擲だぁ! 先生どうする!!」


アシ:「どうだっ、目を開けてられまい! これで終わりだぁぁっ!」

勝利を確信し、フライパンを握る手に力を籠めると研究家に向かって走り出す


アシが自分の間合いに入る寸前、研究家の足元から白い爆発が起きる


アシ:「何っ!」

驚愕するも構わず煙の中に突っ込む


アナウンサー:「小麦粉の煙幕! 先生が消えたぞ!」


ガイィィン!

アシ:「とったぁ!」


小麦粉の煙幕が晴れると、そこには肉の塊にフライパンを叩き込んだアシの姿だけ


アシ:「なっ! どこへ行った!? はっ、上か!」

アシが見上げると、天井に引っかかっていた寸胴鍋が落ちて来る


アシ:「ちがっ・・」


小麦粉が完全に晴れると、低い姿勢でお玉を両手に構えた研究家が現れる


研究家:「今日は中々持ったじゃないかw これが終わりだ」

言い終わるとお玉を縦横無尽に振り回しアシを滅多打ちにする

お玉を下からすくい上げアシを上に飛ばすと、そこに寸胴鍋が落ちて来る


アナウンサー:「切り上げと寸胴鍋のツープラドンだぁ! これは決まったぁ! だがカレーはどこにも無いぃぃ!」


オチるアシ


もう書いてる間に何がなんだか^^;

一応オチって言葉だけ付け足してみたww

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