いつまでも乾かない傷口のように。
それはふとした瞬間に、
今でも急に牙を剥くのだ。
体調が悪い時、
不安なことがある時、
天気や気候が不安定な日が続く時。
酷く痛い言葉がある。
酷く痛い嗤いがある。
それにさらされた記憶が何かの瞬間に悪夢になって。
蓋をして沈めた場所からぽっかり浮き上がってくる時がある。
その夢を見るたびに、
自分は未だ過去に囚われ腐り続けているんだと。
愚かで卑屈で臆病で愚鈍で世界一嫌いな生き物になる。
あの頃に自分を殺しておけば良かったと思う時がある。
だけどあの頃に戻って死ななかったことを褒めたい時がある。
昨日と違う今日があったよ。
今日と違う明日もあるかも。
未だにジクジクと乾かないで痛む傷口を、
恐る恐る現在をかぶせて見えなくしたら。
夢の中の私、もう少しだからここまでおいで。
現実の私、さぁ、今日も生きようか。
すぐに検索除外にします(´ω`;)