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閑話 新年明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます。

これは本編とは一切関係ない正月限定のグダグタ会話回です。

本年も香達一同をよろしくお願いいたします。

「フム。では、という訳で………新年明けましておめでとうと申しておこうぞ」


「偉そうだし唐突すぎるんだけど?一体何がなんだか説明してよ」


「フム、よろしい。この我が直々に説明してやろうぞ。故に、軽く脛殺しを放つでない。ゆっくりと確実に脛に痛みが響いておる」


「はよせい」


「了承した故に足を止めよ。フム。まあ、要約して説明をすれば、この世界を産み出した神………つまりは作者が、新年の挨拶を兼ねた閑話を書こうとしたが特に何も思いつかなかった故に、本編とは一切関係無く我らが適当にグタグタと会話をする話をぶち込んできたのだ」


「見も蓋もないな!?」


「実はクリスマス回の閑話も準備しようとしたらしいが、冷静に内容を読んでみたらカオリが余りに不憫でやるせない物語となったため、何だかいたたまれなくなり公開を断念したという裏話も………」


「オイ、私に何をした作者?!」


「カオリよ。取り敢えず作者に向けて脛殺しを放つでない。作者は作者でクリスマス当日の夜に雪道で滑って転んで足首を捻って、いまだに痛みが引かないらしいのだ。そんな死者に鞭打つ真似は止めよ」


「聖夜に踏んだり蹴ったりだな?!」


「ついでにその際、自宅の鍵を雪の中に落とし、スマホの明かりを頼りに30分程探し回ったというサイドストーリーも………」


「私達の作者って色々大丈夫なの?!」


「大丈夫……と自信を持って答えることはできまい。ここでは語れぬが、昨年は『本当にあった〇〇〇の話』の本を一人で全部賄える程の不幸やら何やらがあって、厄年でもないのに神社にお払いに行ったらしい」


「あの本を一人で賄えるって相当だよ?!」


「神主に怪訝な顔をされたと」


「そらされるわ?!」


「帰り際におみくじを引いたら凶だったと」


「何故引いた?!そして厄が払えてない?!」


「まあ、作者の不幸自慢はこれぐらいにしようぞ。これ以上作者のことを話したところで、面白みはない故にな。気にせず話に戻ろうぞ」


「気が気じゃないんだけど………。まあ、確かにグダグタと作者のことを話していても仕方ないか。で?具体的に何を話すのよ?」


「……………」


「決めてないのかよ?!」


「フム。まあ、我ら二人だけで話すの何であるし、他の者達も呼んでから適当に決めようぞ」


「本当に適当過ぎる………。で?誰を呼ぶの?やっぱりジャンクさんやハンナを………」


「まずはトゥルキング」


『呼ばれて参った。トゥルキングである』


「帰れ」


「カオリよ。せっかく来てくれたのだ。そのような態度はあるまい」


「うるさいわ?!なんで最初に呼び出すのがトゥルキングなのよ?!普通に考えたらジャンクさんとかハンナでしょうが?!いきなり敵だった樹木を呼んでんじゃないわよ?!」


『まあ、そう言うでないカオリよ。此度はグダグタと話す回と言うし、そんなに気を負うでない』


「あんたは少しは気にしろよ?!あぐらをかくな!?腰据えて長居する気満々じゃねぇか?!」


『正直、出番が欲しいのでな』


「正直過ぎるわ?!」


「では、次の者だが…………」


「オイ?!何を平然と進めてんのよ?!人の話を聞きなさいよ?!」


「ボ〇キングだ」


『我こそはボ〇キング』


「オイィィィ?!何一番とんでもない奴を呼んでんだよ?!馬鹿か?!」


「見た目のインパクトがあるかと」


「あり過ぎじゃあああ?!モザイク無しでは見れない程にあり過ぎじゃあああ?!」


『そう騒ぐでない、カオリよ。我とて少しでも出番が欲しいのだ』


「うっさいわ?!あんなは遂最近まで出番あったじゃないの!?どんだけ出たがりなのよ?!」


『いや、名前に伏せ字張られているし、正直あんまり出た気がしないのでな』


「伏せなきゃならないような名前をしてるからでしょうが?!」


『ノクターンでなら大活躍だったかもしれない』


「黙れ!!死ね!!」


「まあ、そう憤るでないカオリよ。ここは我の顔を免じて怒りを抑えよ」


「免じる程の顔もないでしょうが?!………って、ちょっと気になったんだけど、あんたら自分の一人称を言ってみて」


「?………フム、我だが」


『我だな』


『我だ』


「『我』多すぎだろうがい?!どんだけ我キャラ多いんだよ?!普通は物語中に一人いりゃいいだろうがい?!」


「そんな事を申しても仕方あるまい。我は昔から我と申しているのだから」


『我も同じく』


『我も』


「漫画ならともかく、字しかない小説で同じ一人称と喋り方をするキャラが複数いるのは駄目だろうが?!読む側が混乱するわ?!特にトゥルキングとボッキー!あんたらなは同じ『』で喋ってるから違いが全く分からないのよ?!」


『『そのように我に言われても』』


「ほら、ごっちゃになった!!」


「まあ、そこは雰囲気的に察してやるがよい」


「私じゃなく、読む側に配慮してよ?!」


 トゥルキング『これならばどうだ?』


 ボッキー『分かりやすいであろう?』


「分かりやすくなったけど、小説じゃなく台本っぽくなってんだけど?!」


 ザッドハーク「フム。確かに分かりやすいぞ」


 香「いや、あんたはいらない………って、私はもっといらないでしょうが?!」


 作者「注文の多い奴………」


「今、入ってきちゃいけない奴が会話に入ってきたんだけど?!」


「気のせいであろう。それよりも次の者を呼ぶぞ」


「いや、気のせいじゃないと…………」


「次は皆大好きゴアである」


『n6覇ま01らゃkE』


「会話回に最も適さない奴キタァーー!?」


「フム。確かに何を喋っているか分からないキャラクター第一位を獲得できるキャラではあるな」


「知ってて何故出した?!」


「同じ勇士の仲間故に、出さぬ訳にはいかないかと思うてな」


「いや……まあ、そう言われたらそうだけど」


『菜ゃu60は韓わ』


「やっぱダメじゃない?!会話成立しないよ?!」


「ウム。我もそう思ったところだ。ゴアの言語が翻訳できぬと苦情も出ておるしな。出したのは間違いやもしれぬ」


「出すだけ出して今更だし!!ゴアが凄い悲しそうな目をしてるんだけど?!」


「目しかないしな」


 ボッキー『ある意味、会話できるだけ我が一歩リードであるな』


「あんたは足しかないでしょうが?!てか、そもそもあんたらは声帯無いのにどっから声出してんのよ?!」


 ボッキー・トゥルキング『『なんかファンタジーな力で』』


「ファンタジー任せかよ?!糞がっ!!」


「最近カオリの口が益々悪くなっておるな。まあ、それは良いとして、次なる者………いや、もう面倒だから一気に呼んでしまおう」


「いきなり投げやりになったな?!」


「本編と全く関係ない話をあまり長々とやるのも得策ではないのでな。サクサクとゆこうぞ。では、自己紹介と共に今年の目標でも語ってもらうとしよう」


「本格的に流れ作業になってきた!?」


「では、既に適当に呼んだので、準備できたものから申していけ」


「やっと出番が来たと思えば本当に適当だな?!まあ、いいが……結構メインを張ってるジャンクだ。目標はそうだな………マインちゃんと結婚……」


「「『『無理だな』』」」


「うぉい?!おま……ギャア?!」


「では次」


『いきなり空間の真下に穴が空いて、ジャンクがまっ逆さまに落ちていったのですが………えっと、ハンナです。目標は、知名度を上げ………』


「「『『無理だな』』」」


『うぉい?!そんな………ギャア?!』


「下手に食い下がろうとする者は強制退去とす。では次」


「ヒッヒッヒッ。メル婆じゃよ。まあ、目標は今年一年も無事に生き延びることができりゃあ何よりさ。ヒッヒッヒッ」


「お年寄りの死生感の話は冗談なのか本気なのか分からないからツッコミづらい………」


「フム。まあ、こやつはそう容易く死ぬたまではあるまい。次」


「エマリオです。今年は更なる新商品を造り、売り出すことですな」


「ス・ピーチよ。私も旦那を精一杯サポートしてより良い商品を売り出すわ」


「ク、クルイージだ。お、俺は兄貴に負けない商品を売り出すぞ………」


「フム。大いに期待するぞ」


「エロに寛容だよな、この屑は…………」


「ニーナです!今年は冒険者さん達をよりサポートできるようにしたいです!」


「ベッドの上でのサポートもたのブグハッ?!」


「マジで死ね、カス」


「マイン…………。グルメ探求…………」


「ジャンクさんの財布事情がより厳しくなりそう」


「ゴルデよ。まあ、普通に彼氏が欲しい…かな?」


「シルビよー。私もーゴルデと同じくー」


「ブロズです。わ、私も同じで…………」


「なんかこの三人とは付き合いが長くなりそうな気がする。同類として」


「「「一生処女ってか?!」」」


 

 ────暫くお待ち下さい────


 


 


 


 


 


「はい、じゃあ次よ次」


「取り敢えず、顔に付いた血を拭え」


「あ、あ、あの……な、なんか血溜まりができてるんですが?ピ、ピノピノで、ですが……えっと、む、胸が少し大きくなってほしいかな………と」


「カオリが先程まで悪鬼羅刹のような顔だったのに、今や仏のような慈愛溢れる顔となっておる」


 トゥルキング『自分より上を妬み、下には優越感を感ずる。典型的な屑であるな』


 ボッキー『これが勇者とは………世も末よ』


「あらあら?私はそれぐらいが人間らしくていいと思うわよ。トゥル農家のおばちゃんこと、サエィコよ。目標はカオリちゃんを義娘にすることよ」


「左様。善人気取りの偽善者より、人間としての感情を前面に出す方が好ましいわい。儂はトゥル農家のババアことエリスティーナじゃ。目標はカオリを儂の後継にすることじゃ」


「いやぁぁぁぁぁ?!早く!早く、その二人を退去させてぇぇぇ?!お願い、早くぅぅぅぅ!?」


「ここまでカオリが取り乱すのも珍しい」


 トゥルキング『カオリの制御役として残ってもらいたいところだが、後々の報復が怖そうなのでやめておこう』


 ボッキー『同意する。既に並々ならぬ負のオーラが見えておるしな………』


「なんだっぺやぁ?なすてこのむすめっこはこないとりみだすとるっすや?おらぁはジェフリーだぁ。もくひょうはよめっこめとっことだ」


「急に訛りが酷いのがきおったな。まあ、場を和ますのにちょうど良いかもしれぬが」


「ウェーイ!王子だぜ!今年もノリノリでやっちゃうよ?ウェーイ!!」


「懐かしい輩が出たものだ。ただ、カオリがイラッとした顔をしておるから早々に退去せよ」


「ウェーイ」


「ばt653nga01hdr2tにま」


「一瞬ゴアかと思ったけど王様だった」


「こやつも大概バグっておったな」


「誰のせいよ。てか、こいつならゴアと話が合うんじゃないの?」


『i5や唾まoi02ょA4さ死』


「フム……。『この人、何を喋ってるんですか?気持ち悪い』と申しておる」


「ブーーーーメラン!!それ、ブーメランだからねゴア!!そして同じような言語で違うのね?!」


『ギュイイイ!!(剣助だ!こうして動くようになったからには、今年はポンゴよりも活躍してみせるぜ!!)』


『ポンゴです。実は喋れたので、この場を借りて会話をしたいと。目標と申しますか、今年はカオリ様の更なる役に立てるように精一杯勤めたいと思います』


「唐突な暴露。同時に、剣助の活躍が益々無くなるのが見えた」


『ギュイイイ!(チクショウォォォォ!!)』


『デュラハン代表のデュラハン1号です。今年はしっかりとした出番を所望します!!』


『カタカタ!(スケルトン代表のスケルトンΑだ!スケルトンにも出番を!!)』


「あっ。あんたらについては安心して。新年からの話で大分出番あるらしいから」


『『マジっすか?!よっしゃぁぁ!(カタカタ)』』


「絶対にまともな役ではないだろうに。まあ、夢は見させてやろうぞ」


「あっ、どうもペトラです。今回は………」


「オイ、そこに直れ。一撃で首を落としてくれる」


「ヒィィィィ?!」


「カオリよ。これは本編に関係のない番外の閑話であるぞ。いくら裏切られたとはいえ、ここでそれを発散するでない」


「だからこそよ。番外編なら殺っても問題はないでしょう」


「フム………そう申されれば確かに」


「ちょ?!ちょっと待って?!番外だからってそんな!?」


「あら、それは盲点だったわ。流石はカオリっち。じゃあ、殺った後の死体は私にちょうだいね。剥製にして飾っておくわ」


「アベッカァァァァ?!ちょ?!君も同罪だろうが?!なら、君も…………って、やめて来ないで?!カオリさん、そんな剣助をギュンギュン鳴らしながら来ないで………アベッカァァァァ愛してるぅぅぅ?!だから助け──」


 

 ──────暫くお待ち下さい──────


 


 


 


「ふう。大分ストレスが発散できたわ。アベッカも満足そうだったし、一石二鳥ね」


「取り敢えず、身体中についた血を拭うがよい。流石にそのまま進行するのは問題があるぞ」


 トゥルキング『これが勇者の所業とは…………』


 ボッキー『魔王の悪事ですら、カオリには劣るであろう………』


「なんか言った?」


 トゥルキング・ボッキー『『なんでもないっす』』


「さて。主要なキャラはこれで大体出揃ったようだな。字数は大体稼げたらようであるし、そろそろお開きであるかな」


「字数でお開きって、直過ぎない?!」


「小説とは大体そんなものだ。それでは、最後に皆を集めて挨拶を………そら、穴に落とした者や、カオリが殺めた者も………これで復活」


「凄い。ザッドハークが手を振ったら、光と共にジャンクさん達が現れ、ゴルデ達が血溜まりから復活した。ペトラまで五体満足だ」


「あ、あれ?ここは?なんか悪魔に追われていたはずだが?」


『私は氷の平原にいたはずですが?』


「うう………?私達に一体何が?」


「……………」


「ペトラだけ喋らないと思ったら、よく見れば既に剥製に………処理が早い」


「手慣れなものですからね。内臓はホルマリン浸けにしてますが」


「流石はアベッチ。半端ないわ」


 トゥルキング『いいのか、そんな感想で?』


「さて、これで全員が揃ったな」


「はい。これで皆が揃いましたね」


「ムッ?何やら見慣れぬ美女が…………」


「ワッーー?!ちょ?!あんたは下がって?!あんたはまだ出ちゃ駄目ぇぇぇ?!下がって!ほら、ハリーハリーハリー!!」


『今の女性は一体?何だか清楚なか………』


「ハンナもシャラップ!!今の女性の容姿について言うのも禁止!!言及も質問も禁止!!」


「フム。恐らくと言うか、間違いなく新キャグゲフッ?!」


「ザッドハークが蹴られて、どこかにぶっ飛んでいったが………」


「そのまま来年まで飛んでいけ。さて、うるさい奴がいなくなったところで、そろそろ皆で新年の挨拶で締めたいと思います!皆さん、私に続いて挨拶をしてくださいね?では、せーのーで………」


 


 


 


 


 


 

「「『本今あ一年け年まし年もてもおどうよかろめでしくよるろよしくろしお願くとおねうおがいねがいししまますござしま!すいすます!!」」』


「纏まりがない?!」


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

「という訳で、今年もよろしく頼むぞ皆の者よ」

昼に本編を投稿します。

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