0話目 プロローグ
『いらっしゃいませ……。おや?アナタは…… 先日は素敵な本を売って頂きありがとうございます。また、素敵な本を売って頂けたら幸いです。……本日はどのようなご用件で?』
『……。成る程、そういうことですか……。それならばこの本なんか如何ですか?一人の青年が、暇を持て余していたところから始まるストーリーの本でございます。きっかけは些細な事だったのですが、世界中を巻き込むお話となっております……。成る程、さようでございますか……それは仕方ありませんね。次を楽しみにしております。ですが、次に訪れたときにこの本があるかは……別の話でございます……』
ここは暇を持て余している人が訪れる古本屋……今日も暇を持て余した人が訪れ、自分の人生を変えていく……それは幸せなのか、不幸なのかは……本を読んだ自分次第……。
アナタはどのような本をご所望でしょうか?
運命を変えられる本が見つかると良いですね……。
また新しいお客様が見えられました……。
彼はどんな本を選ぶのでしょう……。
ここにある本は全て本物……彼が選んだ先にある未来はどのような物なのでしょうか。
私はそれが楽しみで仕方ありません……。
さぁ、物語の扉を開くのはアナタですよ……。