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ゼロ 扉の物語  作者: AAA
4/11

アレクの基本説明

あたりが暗くなる。


「あれ、あまり驚かないんだね。」

「まぁ、驚いてばかりいるしね。」


いきなり扉に吸い込まれたり、あたり一面が白い世界に入ったりと不思議なことばかり起こるので多少はなれてきた。


「ふーん、じゃあこれはどうかな。」


そういうとアレクは何もない場所から本を出してきた。


「本ぐらいでは驚かないよ。」

「そういってられるのも今のうちだよ。」


そういうとアレクは本のページをめくり始めた。


「もうある程度のことじゃ驚かないって…ワッ」

「なんだ、驚いてるじゃないか。」

「そりゃあ驚くよ、いきなり球体が出てくるなんて。」


そういきなり球体が出てきたんだ。それも赤、青、黄色、緑とたくさんの球体が。


「まぁこれがないと説明がわかりづらいからね。」


そういうとアレクは球体を自分の中心に寄せた。


「さて、まず最初にこの球体はなんだかわかる。」

「ゲイジュツ品というもんじゃないんですか。」

「ぜんぜん違うよ…これは、星と言ってね君が住んでる世界のようなものがこの一つの球につまってるんだ。」

「この中に僕の世界が…」

「そうなんだよ、元は何にもなかったんだけどね、それだとつまらないんで僕達が作ったんだよ。」

「僕達って他にも居るんですか。」

「ここは僕の場所だから…今はいないんだけどね。まぁ居ない人はおいといて、先に話を進めるよ。」


そういうと、アレクは僕の球体を出した。


「最初はね単純な勝負だったんだ。一番強い生物をなった奴が勝利、君の所では魔物とかモンスターと呼ばれているのかな、とにかく色々作ったよ。」


そういうと、アレクの周囲に沢山の魔物が現れた。


「だけどね、これはすぐ飽きてしまったのさ。まぁ飽きるっていっても、君たちの世界で数千、数万の年月が経ってるけどね。けそ勝てる人が限定されきたらやる人が減ってきたんだ。」

「どうしてですか。」


単純な疑問だ、個人的にはすごい面白そうなのに。


「単純な話、得て不得手があるからさ。僕達も全知全能じゃない。作れる生物には限度はあった。」

「だけど他の人と一緒に作れば、それなりには改善されると思いますけど。」

「まぁ、最終的にはそうなったんだけどね。それでも生物を作るのに適正がないやつだって居るし。それに殺し合いだからね。嫌いな人も居るさ。」


そういうとアレクは魔物を消してピラミッド図を出してきた。


「まぁ君にも必要な知識だから教えとくけど。強い魔物を作るにはまず弱い魔物が必要なんだ。」

「最初から強い魔物は作れないんですか。」

「作れるには作れるんだけどね。さてゼロ君ここで質問だ。」


名前を呼ばれて若干戸惑いを覚えたが、別になにかしたわけでもないので。すぐに返答した。


「質問ですか。」

「そう質問。」


一瞬間をおいてアレクは質問する。


「強いってなに。」

「強いって力とか魔力が強いじゃないんですか。」

「それはどれくらい強いの。」

「どれくらい強いって。」


そこで考えが止まってしまう。


「まぁ君が考えられないと一緒で僕達も、頭打ちになったのさ。」

「つまりアレク達は途中から強くなれなくなったてこと。」

「そうゆうこと。だから僕達は考えることを辞めたんだ。」

「それって相手に勝てるんですか。」


普通は考えなくちゃならない。だって相手は自分と同じように考えてくるんだし。アレクは自慢げに話す。


「まぁある考えの元で生物を作ってたからね、必勝パターン手やつさ、結果七割、十回やって七回は勝てたよ。」

「いったいどうやって。」

「答えはこのピラミッドさ。」


その回答に僕はピラミッドを見てみる。集中してみると色分けした中になにかの模様が書いてあることがわかる。


「このピラミッドはね、生物の縮図になってるんだ。下に居るほど弱く、上に行くほど強いんだ。」

「そうなんですか。」

「そうなんだよ、ここで勝利条件が重要になってくる。」

「一番強いもの…でしたっけたしか。」

「そうなんだ一番強いもんだ。この勝利条件は僕達は最後まで残った生物が一番強いと決めたんだ。」

「最後まで生き残ったものですか。」

「そう。」


ピラミッドが消え、今度は四角い枠がでてきた。


「このピラミッドには三つの要素がある。一つ目は。」


そういうと枠に文字となにかが動いてる動画が見える。


「生き残る幅が広がったこと、大量に要るからね。最後に生き残ってることが多いんだ。」

「それじゃあ相手も大量に作ればいいんじゃないんですか。」

「それには二つ問題があった、一つは相手の性格だ。相手は一体の強い生物にこだわったんだ。」

「複数作ると弱くなるんですか。」

「あぁ、いってなかったっけ、僕達が使える力には限界があってそこからやりくりしなきゃいけないんだ。」

「つまり複数作ると、弱いのしか作れないってこと。」

「まぁ、そんな感じ。」

「でもそれじゃあ勝てないんじゃないんですか。」


そういうと、枠の文字と映像が変わった。文字は読めないが、大きい生物から身を隠している映像から、同じ魔物いや生物が変わっているのが見れた。


「そこでピラミッド二つ目の要素、変化さ。」

「変化ですか。」

「そう環境適応能力っていうのかな、難しい言葉になっちゃうね。まぁ簡単な例をあげると、被食者ここでいうピラミッドの一番上以外の生物ね、これが捕食者まぁ一個上の生物が多いかな。…この捕食者に食べられ続けると。あるときから変化が起きるんだ。」

「変化…ですか。」

「そう周りと同じ色になったり、毒を持ったり…ね。そうやって変化し続けることで自分より強い相手とも戦えるようになるんだ。また稀に普通よりも強い固体ができたりしてね…まぁそんなあれこれがあってそれなりに勝てるんだよ。」

「でもそれだけだと、数が減っていつかは負けちゃいますよね。」

「僕もそう思ってたんだけどね。」


ここで枠の内容がまた変わっている。今度は同じ生物が増えてる画像がある。


「ピラミッド三つ目の要素は増殖。繁殖だね、君みたいなものさ。」

「僕ですか。」

「そう君みたいに親から子が生まれてくる。これが繁殖だね。繁殖の最もいい要素は子供ができると全体の力が繁殖分増えることだね。」

「減ったり、同じじゃないんですか。」

「いや増える。理由はわからないが増えるんだ。」

「それじゃあ、変化と繁殖によって相手に勝つんですね。」

「詳しく話すと濃縮や変化の優秀な生物がだけどね。」


濃縮…また新しい単語が出てきた。


「ここも必要な知識だからね、教えておく。濃縮てのは、力がある生物を食べた場合、相手の持っていた力を貰うことができるんだ。」

「それじゃあ、繁殖した生物を捕食者一人で食べれば強くなるんですね。」

「いやそんな簡単じゃなくてね。一番よく強くなるのは、自分がぎりぎり、そう本当にぎりぎりの強さを持っている生物を食べたときが一番つよくなってたんだ。また強すぎても、弱すぎても意味はなかったんだ。」

「弱すぎるのはわかりますが、強すぎてもですか。」

「そう強すぎる生物を食べた場合は弱い生物は死ぬんだ、稀に生き残ることもあるけど。」

「理由がなんですか。」

「色々と考えるんだけど、一番の考えは器の限界を超えたって考えだね、水風船ってあるでしょ。水を入れると膨らんでいるやつ。あれと一緒で大量に力を入れすぎると破裂しちゃうっていう結論になってる詳しいことはわからないけど。」


アレクは枠をしまう。


「さて、色んなことを話したんだけど。まぁ君の行く世界は、僕達の使える力には限りがあって、自分より強すぎる力を得ようとすると死ぬ危険性がある。そのことを覚えといてくれればそれでいいよ。」

「僕のお願いって、この強い生物を倒せってことなんですか。」

「え…。いや違う違うこの遊びは最初であって今はだいぶ変わってるよ、ここに至るまでに他の奴とも喧嘩とかもたくさんしてお互いの妥協点を模索しあって、なんとかできたのが今の世界だから。」


それはよかったと胸を撫で下ろす。正直そんな生物と戦えいわれても無理だと思う。


「まぁ僕のお願いと行く世界についてはこれから話すよ。」


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