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君が優しい男性がタイプと言って僕と付き合ったのに、優しいから僕をフルの?

作者: 七瀬









どうしてこうなったのか? 僕は未だに理解していない!

“彼女が優しい男性がタイプだと言って僕と付き合いはじめた。”

それなのに、僅か半年で僕は彼女にフラれる。

君が優しい男が好きだと言ったんじゃないか!

だから僕は君に優しくしてきたのに......。




でも? 彼女から突然! 別れ話をされる。



『ごめん、新輝のその優しさは私の好みじゃなかった。』

『えぇ!?』

『私と別れてほしいの!』

『なんで!? 君が優しい男が好きだから僕はずっと君に優しく

してきたのに、、、。』

『・・・本当にごめんね。』

『謝るぐらいなら、もう二度と優しい男が好きだなんて言うなよな!』

『・・・・・・』

『もう優しい男はやめだー!』

『・・・し、新輝、』

『何が優しい男だよ! 優しい男がモテるなんて嘘っぱちだ!』

『・・・そ、そこまで言わなくても、』

『うるさい! 別れるんだから、もういいだろうが!』

『・・・そ、そうね、』






・・・僕は彼女に逆ギレしてしまう。

自分を取り乱し、彼女に当たり散らして別れるなんてみっともない話だよな。

彼女も最後の方は呆れ顔で僕を見ていたよ。

こんな男だとは彼女も思っていなかったようだし。

僕もここまでケツの穴が小さい男とは思ってもいなかったんだ。

彼女にフラれた事よりも自分の器の小ささにショックを受けたぐらいだよ。





・・・でも? 冷静になって考えてもおかしな話だよな。

彼女と付き合う前に、“彼女は優しい男が好きと訊いていた。”

実際に彼女と初めて会った時もやっぱり、“優しい男がタイプだと言った。”




それで彼女と僕は付き合い出したのに......。

急に彼女から、“優しすぎるから別れてほしい”と僕は彼女に言われる。

【一体!? どういう事なんだよ!】




そもそも、【僕の優しさは彼女の好みじゃないと言う。】

“優しさ”に好みがあるのか、、、?

意味不明過ぎて怖い。

もう彼女のような女性ひととは付き合いたくないと思っている。

だけど? 僕みたいな男を好きな女性ひとは彼女のような優しい

男が好きという男なのだろうな。

そうなると? やっぱり彼女のような女性ひとと付き合うしか

ないのかもしれないと思ってしまった。




・・・優しい男はパッと見モテるかもしれないけど? 

付き合っていくと物足りないと女性ひとに想われてしまうのか?

付き合っている彼女からフラれる事が多いんだ。

僕はこの先、僕の事を心から好きになってくれる女性ひと

現れるのか、不安で仕方ないんだよ。

僕は喧嘩は苦手だし、道端に咲いている小さな花を見つけると?

心が晴れるんだ!

空が青いと気分がいい。

お月様を見上げると、心が落ち着く。

そんな僕を優しい男と思うなら思ってくれてもいいのだけど、、、?

僕は無理して優しい男を演じている訳じゃない!

“これが僕なんだ!”

どうか、こんな僕の事を心から愛してくれる女性が現れますように

願うばかりだよ。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] そうですね ままならないものなのかも…
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