表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/78

縺ゅ↑縺溘↓蠕薙≧莠コ蠖「縺ッ

 静まり返った砦の中に、人影が現れた。

 一定の足どりで進むその顔は、人形のように美しかった。

 人影は――コーラカルは、壁際の死体へと近づいた。


 彼女は足元のシガールの亡骸の傍に膝をついた。

 彼の顔は血に濡れ、無理やりに作った笑顔の痕跡が見て取れた。


 埃の舞う砦の中で、彼女は一人の人間の死と共に居た。


「ああ、貴方も先立たれてしまったのですね」


 コーラカルは感情の欠片もない声でそう言うと、蟲狩りの長の亡骸に、人形のように穢れのない指をそっと触れさせ目を閉じ、彼の死を悼んだ。

瞬時コーラカルの顔に感情の色が浮かび上がったように見えたが、彼女が目を開くと同時にその色は消えうせ白く無機質で美しい顔に戻った。


 コーラカルは静かに立ち上がりると、踵を返して階下の蟲狩りたちの元へと戻っていった。その顔はやはり人形のように美しく、感情は微塵も見受けられなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ