Fact_1 『現実世界』
本編ではおそらく、きっと。多分登場しないであろう設定集です。
『Enchanted World』の外側の世界、その一部・・・
感覚的には現代の色を残したSF的な未来です。
<舞台背景>
西暦2222年の2月22日、22時22分から本編スタート。
また23世紀の初めごろ、全国際連合(AUN)が設立され、良く分からない会議により全世界の時間が統一された。その為に全世界で時計は世界標準時が用いられている。(追加でその地方の時間を表示する事はある)
言語は20世紀頃と同じように国や地方によって違うが、高性能リアルタイム翻訳機の登場により言語の壁は取り払われている。
<用語とかアイテム類>
●TRT(Real Time Translater)またはMPD(Multi Purpose Device)
リアルタイム翻訳機・・・・だったモノ。
大体皆持っているので、現在では機能拡張しすぎてMPD(多目的装置)と呼ばれる事の方が多い。
『関数電卓』『メモ帳』『電子辞書』『メール』『電話』『ネットワーク接続』等々・・・
機能は全て搭載されている訳では無く、TRTの空き容量にアプリケーションを追加する事で利用可能。つまりは携帯電話とノートパソコンを合わせたようなモノ。
ちなみに外見はてのひらサイズでモニタのついた板。某林檎社の”アレ”。
●PT+N(Personal Terminal +Next)
最新型(?)パーソナルコンピュータ。もはや外見がゲーセンにある体感ゲームの筺体のようになっている。空間ディスプレイはもちろんの事、立体モニタやら全方位完全再現スピーカ等、SF空間をお届けします。
また、意識を機械に接続(移す)事による疑似体感システムも搭載されている。
・・・以上がPTの機能であり、次世代を名乗る”ネクスト”の場合、生体ポッドのようになっている。
生命維持装置やらが追加されているタイプの事を指し、結構高い。電気代も高い。
後述の完全潜行モード時に最大の恩恵を得る事が出来、トイレや食事の必要が無くなる。
ちなみに主人公の中の人が持っているのはネクストの方。
●疑似体感システム
PTの数ある機能の中でも、特にSFチックな機能の1つ。
ユーザの意識を電子化してデータを閲覧する。また電子化により思考加速が可能となり、通常よりも高速、かつ確実な作業を可能いんある。
また、この疑似体感システムは以下の2種類が存在する。
◆半潜行モード(ハーフダイブモード)
意識の一部のみを電子化し、作業を行う方法。
現実にも意識がある為に過度の思考加速は不可能だが、入出力がほぼノータイムで行えるようになり、キーボード等を使ったり、モニターに文字を表示するよりも圧倒的に早く、そして確実な作業が可能になる。
思考加速による情報取得倍率は1~5倍程度。
◆完全潜行モード(フルダイブモード)
意識を完全に電子化し、身体はレム睡眠状態にして作業を行うモード。
思考加速度限界が極端に上昇し、半潜行より早く作業を行う事が出来る。
ただし半潜行と違い完全に電子化している為に現実とのリアルタイム交信が難しい。
ちなみに身体やPT周辺で何らかの問題が発生し、続行に影響が出る場合は強制排出されるよう設計されている。
思考加速による情報取得倍率は1~30倍程度。