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俺と私と”魔法の世界”  作者: ながも~
セアルクニーグ皇国編
14/52

Real_0 Welcome to ”Enchanted World”

今、世界で最も話題を集めているモノと言ったら当然アレだろう。

全世界にユーザが居る『 Enchanted World 』(以下EW)だ。アレは本当に凄い。

世界最高の物理演算システムを無駄に活用して仮想現実上に世界そのものを再現してしまったのだ。

まぁ、本当の現実と違って魔法を使えたり、魔物が徘徊しているといった違いはあるが・・・

ゲームとして成り立たせる為にそういった要素が必要ってコトなんだろう。


何はともあれ、そんな『物理法則の再現』をして、『魔物が居る』世界である。

・・・この2つがあるならどのような世界か解るだろうか。

そう、戦いがあるのだ。魔法があるファンタジーな世界観のゲーム、むしろ無いと困る。

しかしながら少々問題があった、それが『物理法則の再現』である。

この世界では魔物という情報が画像と接触判定を持っているのでは無い、

文字通り、データ上に原子レベルで魔物という生命が存在しているのだ。

つまり攻撃すれば敵は血を流して苦しみ、こちらが攻撃されれば痛みと共に身体を欠損して血を流す。

ユーザはショック死したりしないように痛みを軽減してあると言うが、

痛みが無くても身体の一部が無くなったら大半の人はパニックにはなるだろう。

身体の一部が無くなる場面を見たりしたら幻痛なんかもあるだろう。

・・・幻の中で幻痛とはちょっと笑えるが、失った本人としては笑い事じゃないのは当然だ。


さらにこのEW、自由度も凄いのだ。どれ程凄いのかと言うと、

『現実で出来る事』+『仮想魔法で出来る事』

という程度だ。早い話が現実世界で出来る事はこのEW内で出来る。

店を開ける、村や町を作れる、どこかに国を作る事だってできる・・・

そういった事が可能ならば当然、悪い事だって出来てしまうのだ

強盗ができる、村や町を焼き払える、どこかの国を滅ぼす事だってできる・・・

まぁ、『どう考えても悪い事』と設定された内容を実行するにはリスクは有るわけだが。

むしろメリットが見当たらない、現実では不可能なスリルが味わえるくらいか?


・・・長々とEWについて語ったが、大体どのような世界か解ってくれたと思う。

この世界では魔物が存在し、強弱様々だがその内魔物に遭遇する。

魔物に遭遇したら戦うか、もしくは逃げるか。

逃げられるような敵なら良いが、足が速かったり群れだったりなんてしたら戦うしかない。

つまり敵か自分のどちらかがグロい事になってしまうのだ。

さらに、ずっと街の中で過ごしたとしても強盗が来たりするかもしれない。

何せ魔法という『携帯可能で便利な武器』があるのだ。犯罪に走る奴だって現実より多い。

つまり、心身共に”汚いモノ”を見る可能性が高い。

そう、この『Enchanted World』、何を隠そう”R-18”なオンラインゲームだったのである。

EWのサービス開始時の俺の年齢は16歳、要は2年程待つ必要があったのだ。

制限が解除されるまでの約2年間、待ち続けることついに1月。制限が解除された。

しかしココで俺は唐突に思いついた「初ログインは記念になる時に」と。

ようするに、2222年2月22日22時22分22秒。

今まで2年程待ち続けたのだ、あと2ヶ月程度どうという事は無い。

むしろちょっとしたスパイスのようなモノ、余計に楽しみになってくる。


そして待ちに待った初ログイン決行日時、俺は”魔法の世界”へ飛び込む。

 ――― こうして、誰も予測できない”1ヶ月”という名の”720日”が始まった。

プロローグ終了、どうも作者です。

なんか読点が多い気がしますが、文章が途中で切れる事を嫌って改行多いのが原因ですかね?

というか長々と世界について語りすぎましたかね・・・


何はともあれ、次回から本編です。

感想、ツッコミなどなど、様々なメッセージをお待ちしてます。

もちろん誤字指摘なども歓迎ですので、よろしくお願いしまう。

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