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ユニバース!  作者: ふぁい
第七章 水牢都市大脱出編
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第九十二話 セカンド逮捕

「会いたかったぜ、全裸の男・・・」


クラノスケはマサムネに詰め寄る。



「おまえは・・・タイツの男か・・・久しぶりだな」



「ふざけたあだ名をつけやがって・・・この前の勝負の決着をつけてやる。

 言っておくが、あの勝負、俺は敗けたとは思っていない。

 たまたま後頭部に貴様の斧が当たっただけだ。さあ勝負だ」



クラノスケがマサムネに殴りかかろうとした時、



「待ちなちゃーーい」



監獄長プリシラが兵士を引き連れて二人の前に現れた。


「侵入ちゃでちゅねーうわわ、なんでハダカンボなんでちゅかぁあああ。

 前をかくちて、おとなちくちなちゃーーい」


プリシラは顔を両手で覆いつつも、

指の隙間からマサムネのナニをバッチリ見ていた。



「わかった・・・とりあえず言う通りにしよう」


そういうと、マサムネはおとなしくなり逮捕された。



「おい、貴様、俺との決着はどうするんだ」


クラノスケは兵士に連れていかれるマサムネに叫ぶ。


「とりあえず話を聞く。後で会いにくるよ。

 どうせカンタンには逃げられないんだろ?」


マサムネはニコリと笑い、そのまま監獄室へと連れて行かれた。




▼▼▼


無頼首都孤月にて



「トウ・バレンシア様ご入来!」



地蔵が鏡月円卓の間へと入る。


「どうなされました、バレンシア様。いったい何用じゃ」



左目に眼帯をした男ゼン・ヴェルトは地蔵に尋ねた。

九家の中でも古株のヴェルトは円卓の間の管理を任されている。

歴戦の猛者の雰囲気を帯びているが、九家の中はでは最弱だ。


「急な呼び出しすまない、ヴェルト。これより、残った魔界九家の召集を頼む」


地蔵は顔色ひとつ変えずに発言する。



「全員でございますか?」



「ああ・・・これから総攻撃にうつる」


地蔵は顔色変えずに発言した。


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