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ユニバース!  作者: ふぁい
第参章 もう一人の異世界転移者編
33/130

第三十三話 絶対絶命都市


クラノスケはプレートを確認する。



鶴城 クラノスケ

35歳 男 種族 ヒューマン

<スキル>

魅了 LV10 剣術LV2 火魔法 LV2 水魔法LV3

地魔法 LV6 風魔法LV2 毒魔法 LV2 闇魔法 LV2 光魔法 LV2 

ミレニアムホルダー(ユニーク)




<称号>

石使い 潔癖王 リア充 ナルシスト 

ロリコン 犯罪者予備軍    

魔法神の加護 (ユニーク)



「すごい、全属性の魔法が使えるなんて、あなたはもしかして、勇者様ですか?

 しかも魔法神様の加護持ちなんて信じられない! 」


受付嬢は目を輝かせながらクラノスケを見ている。

(もしかしたらこれも魅了のチカラなのか、そういえば、クロエもたまにキラキラした目を向けてくることがあったような・・・それよりもロリコンに触れられる前にここを去ろう。この性癖だけはバレるわけにはいかない。おれならできる)


「勇者様、このロリ・・」

「すいません、このプレートがあればダンジョンに入れるのですか?」

クラノスケは食い気味に受付嬢に質問をした。


「は、はい!この近くだと、『嘆きの遺跡』がありますね。10階層くらいまでなら、初心者の方でも進めていけると思います! 」


「それは良い経験になりそうですね。ちなみに、全部で何階層くらいあるのですか? 」

「えっと・・・確か、地下30階層までで、最深部の部屋にはドラゴンがいると言われております。最後までいけたとしても、ドラゴンにはグリフォン級の冒険者をもってしても、討伐できないみたいです・・・ 」

「わかりました。とりあえず、10階層攻略を目標に行ってきます。教えていただきありがとうございます 」


「いえいえ、仕事ですから!!そうしましたら、遺跡の入口にギルド職員がいますので、

 カードを見せてくださいね。ではご武運を 」


クラノスケは笑顔で受付を後にした。


(完璧だ。ロリコンバレリスクを回避したぞ。しかし、ロリコンバレリスクって長いな。

略してロリスクと呼ぼう。ふう・・・少し緊張が緩んだのかなんか身体がブルっとしたぞ)



「すいません、そこのお兄さん、今よろしいですか」


クラノスケは2人組の亜人に声をかけられた。


お読みいただきありがとうございます。

明日の更新は少し遅れるかもです。

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