表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニバース!  作者: ふぁい
第壱章 ユグドラシルの森編
1/130

第一話 マサムネ、暁に死す

はじめまして。ふぁいと言います。

よろしくお願いします。

「今日は最高の一日だ」


フライドチキンをバーレルで、ピザのLサイズを二枚。

テーブルの上にそれらを並べ、動画配信サービスでアニメを見る。

それが水鏡マサムネにおける最高の休日の使い方だ。


ゴクゴクと喉を鳴らして、チキンを炭酸飲料で流し込む。

「くぅ〜〜たまりませんわ」


30歳を過ぎて、仕事も一通り慣れたものの、ストレスは日々感じている。

そのストレスから逃げているのだろうか。食欲が止まらない。


高校生の頃は、お菓子やジャンクフードを沢山食べてもまったく太らなかった。

むしろガリガリで、それが少しコンプレックスだった。同級生と腕相撲したら秒殺されて、ジャンケンで負けてもいないのに、重い荷物を沢山持たせられた。このままでは、ダメだと一念発起して、クラスの人気者にチカラ比べをしようにも返り討ちに合う始末。苦い思い出だ。

そんなコンプレックスを打破する為に、大学進学の際に、プロテインをたくさん飲んだ。

しかし、シンドイことが大の苦手だったため、筋トレを一切せず、結果食べたら食べた分だけ太る身体に進化してしまった。

高校生の頃に比べて体重が30キロ増。5キロ太る度に一念発起が発動してダイエットを試みるも失敗。また5キロ太って、一念発起ダイエット、失敗。の繰り返し。

三十歳を目前に控えて体重は100キロに達しようとしていた。


一度切りの人生なのだから、好き勝手に生きるのだ。

と、一見豪快な感じだが、実際は意志の弱い豚野郎だ。

さらに中二病でアニメオタクときている。特にファンタジーものの世界が大好き。

魔剣士や炎使いに憧れる。空を自由に飛び、時間を止めることができたらなと考えたこともあった。二次元はいい。それが全て叶うのだから・・・。


今日はどんなアニメを見ようか。

そんなことを考えながら、マサムネは、ピザを3枚重ねで口に放りこむ。クチャクチャとチーズとベーコンを咀嚼しながら、チャンネルを持つ。アレ?なんか息苦しいな。ジュースで流し込もう。あれ?ない。ヤバい。このままじゃ死ぬぞ。飲み物はどこだ。水、水はどこだ?水ううう。

四畳半の畳の上でのたうち回りながら、マサムネの意識はそこで途絶えた。


お読みいただきありがとうございます。

面白かったら評価ポチポチお願いします!

面白くなかったら評価星1でも構いません!

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ