木漏れ日
樹の葉の隙間を ぬって
照らし出す 光
まぶしくて直接には
見れないが
樹のおかげで 柔らな光を
見ることが 出来る
その光は プリズムのように
7色の光を 見せてくれる
なんと 美しい光景なのだろうか
キラキラとした輝きが
緑の葉を 揺らしながら
目に到達する
樹は 優しく光を
与えてあげるよと
言っているかのようだ
そのまま ずっと
木漏れ日を 見続けながら
思いを 馳せるのだった
時間すら忘れて
自然の姿は 本当に
美しいもの
いつもは 通り過ぎてしまう光景なのに
少しだけ 立ち止まってみると
見えるのに 見ようとしない自分の
愚かさに あらためて
改心させられるのであった
人は 目の前のものを
当たり前と思い
美しいものを 見ない
それでは感性など
磨かれない
感性こそが人格を
豊かに運ぶもの
ほんの少しだけで 良いから
木漏れ日を 覗き込んでみようではないか