表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩集「七夜詩篇」

God bless you

作者: 詩月 七夜

着飾ったモミの木から落ちた雪は


とさり…と路上へ広がった


それはきらめく街の灯に看取られて


名残を残さず消えていく


行き交う人々が口ずさむのは“Jingle Bells”


歌声は白い吐息のそりに乗って


冷たく澄んだ夜空へと


遠く高く滑っていく


聖堂には御子の生誕を待ち焦がれた


天使たちの礼賛が満ち溢れ


聖母が慈愛の微笑みを浮かべる


赤服の老いた聖人は馴鹿トナカイたちと共に


聖夜前夜イブの夜空をホーホーと掛け声を上げて駆けていく


炎が揺らめく暖炉と美味しそうな料理の数々


久方ぶりに訪れる親しき人々と


溢れかえる笑顔の輪


あまねく祝福と祈り


全てがかけがえない瞬間に変わる今宵


例え悠久とわには続かなくとも


忘れ得ぬ清らかなる奇跡のこの夜に


Merry X'mas!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 聖夜は普通の夜とは違いますね。 金色や赤や緑に飾られて、きらびやかに光る。 賛美歌のような詩でした。
[良い点] また雰囲気を変えて、楽しい詩ですね。 前半から後半に行くにつれ、にぎやかさや躍動感があって、サンタクロースのホーホー!という掛け声とか、こっちまでウキウキしてきます。 Merry X'm…
[良い点] なるほどなぁ、格好良いです。 聖なる夜の祝福と温かさ。 こういう如何にも詩的な表現というのは見習いたいものです。
2018/12/02 21:53 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ