PROLOGUE?
やあ。僕はこの世界の案内人。
君はこれからこの世界に入るんだけど、その前に僕達の自己紹介をさせてね。
え?僕の名前?
名前かぁ…
うーん、「まさお」でも「たろう」でもなんでも好きな名前を付けていいよ。
もちろん「ペ〇ーワイズ」でも「ミ〇キーマウス」でもいいよ。
さて、話がそれたね。
先ずはこの、魔法の人形。
prologに出てきたね。
こいつは実はとある子供の霊が憑依して今の姿になっているんだよ。
これが酷い話でね、この子がまだ3歳の時にね、両親が英才教育主義者だったもんだから無理矢理にでも言葉を覚えさせようとしたの。
一日に複数のひらがなから始めて、アルファベットも覚えさせようとしたの。でもね、そんなうまくいかずに、覚えきれない日もあった。それでね、両親はなかなか覚えてくれない我が子に手を出したの。
最初の方は頬を叩いたりするだけだったんだけど、段々酷くなってね、仕舞いには持ち上げて落としたり、なんてこともするようになったの。でね、この子3歳だから歩けないことはないんだけど、両親の剣幕が凄くて逃げられなかったらしいの。
結局その子、度重なる暴力と精神的な苦痛で死んじゃったの。
でも実は、この子が憑依してる原動力は暴力と精神的な苦痛からじゃなくて、両親の怨念がこの子を憑依させたの。
死んじゃったあとになってもこの子は両親に苦しめられてるっていうことになるね。
この子が死んじゃってからもう結構な時間が経ったんだけど、
憑依がとれてないのはきっと両親の怨念がすごかったということだね。
先ずは、って言ったんだけど今紹介できる登場人物はこれだけかな。
後はまた別の機会に。
それじゃ、またね。
案内人は貴方だったりして...