1/2
Prolog
とある説に、この世界とは別に、しかし同じような世界,"パラレルワールド"が存在するというものがある。"平行世界"とも言われるパラレルワールドは、世間一般的には架空のおはなし。
もし、このパラレルワールドが存在して、自由に行き来できたら...?
あなたならどうしますか?
コンニチハ!
僕ハコノ世界ヲ違ウセカイト繋ゲル魔法ノ人形ダヨ!
君ハ僕ヲ見タコトガ無イカモシレナイケド、僕ハ君ヲミタコトガアルヨ!
ココハ君ガ思ッタ通リノ事ガ起コルコトハ無イカラ安心シテネ!
何モ考エズ、コノ世界カラチガウセカイヘ旅立トウ!
―――
やあ、目覚めたかい?
さあ、早速だけど君には仕事がある。
どんな仕事かって?
それは────
"コウノトリの贈り物"を届けることさ。
なぁに、簡単さ。
ここから3分ほど歩いたところに小屋がある。
その小屋から小包を取るんだ。
そしてその小包をもう3分ほど歩いたところの小屋に届ける。
ただそれだけの事。
それじゃ、よろしくね。