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ヒケンタイ  作者: アヤ
7/7

終焉

「結菜助けて、私なんだかおかしくなる。」


「え、どうしたの?静香凄い動揺してるよ、私なんかと話すより薬を飲んで休んだ方がいいって。」


「お願い、話をさせておかしくなりそうなの。」


「血液検査してみた?ダメだよそんなに動揺しちゃ。ね、お願い休んで。」


結菜から暗に「巻き込まないで」というサインを受け取った。

ダメだ、結菜は自分も動揺してしまうのが怖いんだ。


静香はテレビ電話を激しく叩きつけるように切った。


「助けてはくれなかったね、こんな世の中でも君は正常と思うかい?」


「何が言いたいのよ、あなたってなんの為に私にそんな事言ってくるのよ!お願いだから消えて!私を揺さぶらせないで!」


「キミハ、モウスデニ、オカシクナッタンダヨ」


「なに…?」


「キミハ、ニンゲンデハナイ、ワタシハ、ハッカーダ。」


「博士、この被検体は乗っ取られたようです。」


博士が画面を覗くと

「タスケテ、タスケテ、タスケテ。」

と何行も表示されていた。


「そうか、どうせパソコン上の実験台だ、消してしまえ。」


「ダメですね、将来このようなコントロールされた世界に人間が生きていけるかとシュミレーションしていますが、面白がってハッキングしてくる輩が多い、まぁ低予算で実験してますから、こちらにも損害はないんですけどね。」


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