表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒケンタイ  作者: アヤ
4/7

右膝の異常


静香が翌朝、血液の数値を見ると昨日の動揺が尾を引いたせいかマイナスにかなり偏っている。


「しまった…もう、晴美さえ自宅療養してくれていたら…。」


晴美を疎ましく気持ちが生まれてしまって、静香は慌ててサプリメントではなく医師から処方されている薬を飲んだ。


「大丈夫、大丈夫。私は正常。」


そう自分に言い聞かせて体を揺すった。


「いたっ!!」


右膝にビリッとした痛みが走った。

何事かとズボンをまくり上げて見ると手のひらサイズに赤黒く腫れ上がっている。


「なにこれ、気持ち悪い…。病院行かなきゃ…。」


まずは仕事をしないといけないのでパソコンに向かった。


「見た目は酷いようだけど、組織を調べても悪い物じゃなかったよ。知らない内にぶつけたたかしたんだろうね、心配する事はないよ。」


18時に仕事が終わってすぐに外科に駆け込んだが問題ないと言われて胸を撫で下ろした。


「ありがとうございます。何だか気持ち悪い形だったので皮膚ガンか何かかと思って心配したんです。」


「特に薬は要らないけど、痛みがあるようだから痛み止め出しておくね。」


「ありがとうございます。」


「お大事に。」


特に異常はないと言われると何だか慌てて来院した事が少し恥ずかしくなってしまった。


帰宅してからも何もする気が起きず、ベッドに寝転がってぼんやりしていた。
















































評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ