表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
甘い恋が食べたくて  作者: Iem
2/34

行きたくないけど…?

ひらっひらできらきらのゴテゴテのドレス…

それは、ティアリスが最も嫌いなドレスだ。

しかし、彼女の前にあるものは…



「ねー、リリアぁ~」

「はい?なんでごさいましょう?」

「このドレス、なんとかならないのぉぉぉ~」


まさしくひらっひらできらきらのゴテゴテのドレスだった。唯一の救いは白という落ち着いた色であることくらい。ティアリスはさらに憂鬱に…



「ホントに、こんなの着るの?」

爪の手入れのされながら、リリアに訪ねる

「申し訳ございませんが… 今日はかなり多くのお客様たちがいらっしゃいますし… 貴族ではない方も多いので、姫だとひと目でわかるものがよろしいと、王妃様が…」

申し訳なさそうに言うリリアを見て、ティアリスは諦めた。

王妃である母の言うことは絶対なのだ。

今日は諦めるしかない。

ティアリスはため息をついた。






ハーフアップにされた白銀の髪に大きな赤い瞳、キラキラしたドレスをまとったティアリスは、とても美しかった…


ふてくされた顔をしていた、が…


「そんなお顔なさらないでください。せっかくの美しさが台無しでございますよ?」

「うぅぅぅ…だってぇぇぇ」

駄々っ子のようなティアリスを見て、リリアは苦笑していた。


「あぁ、そう言えば、」

「?」

「今日のパーティーでは、美味しいケーキや、紅茶が振る舞われるそうですよ?」

リリアが言うと、ティアリスの顔には花が咲いたような笑顔が…

「よし!行ってきます!」


即答するティアリスにまたも苦笑するリリアだった…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ