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閉じ込められた。
パタン。
どこかの令嬢たちに連れられて、ティアリスは何も無い小さな部屋に入った。
「ちょっとここでお待ちになってくださる?」
「はい?」
そして、今に至る。
完全に閉じ込められた。
もちろん、今の今まで気づかなかったティアリスが悪い。
(あ~あ、、どうしよう… リリアは今日は来てないし、シュウスティア様は気づかないだろうし… 他に私のことを知ってる人は居ないだろうし…
うーん、、困った!)
といっても、ティアリスはそんなに慌てていなかった。飲まず食わずでも、24時間くらいは大丈夫だろう、さすがに1日経てば、侍女や執事が気づくだろうと。事実、その通りなのだが…
「ふわぁ~、さすがにちょっと疲れたわぁ~」
またも能天気なティアリスは、大きく伸びをしながら、ちょっと休憩、、と、眠りについた。